翻訳によって、雰囲気がかなり変わりそう、と思ったもんざです。
私は、光文社の古典新訳文庫シリーズが好きです。
図書館で、気になったタイトルをポツポツと借りては読んでいます。
今日、ヘミングウェイの「老人と海」を読んだのですが、訳者(小川高義さん)の解説とあとがきも、非常に奥深い内容で、さらに光文社古典新訳シリーズが好きになりました。
■老人と海 (光文社古典新訳文庫) ヘミングウェイ (著), 小川 高義 (翻訳)
ヘミングウェイの他の作品と比較して、”aloud”と”out loud”の訳し分けの考え方について、他の訳者と比較しているところを読んだら、原書を読みたくなっちゃいました。
まるで自分もサンチャゴというおじいさん漁師と一緒に大海原でカジキと格闘している気分になりましたが、それだけでは、たぶん、この物語はこんなに私の心を動かさなかったでしょう。
魚、鳥、そして自分の左手とさえ、対話をする様子が少し滑稽だけど、サンチャゴの強くて、しかも柔軟な精神力として感じられる描写に、ものすごく引きつけられました。
1953年にピューリッツァー賞を受賞した作品だけに色々な翻訳がありますが、
一番最初に読んだのが小川さんの訳で幸運でした。本当にそう思います。
さて、課題です。年末に社会学者の先生とお話しする機会があり、社会学に興味がある初心者にオススメの本を2冊紹介していただきました。とりあえず図書館で予約をしたので、今週末に借りて、ざっくりと目を通して、必要なら買おうかと考えています。
みなさんは、休暇中にどんな本を読みましたか?
おすすめの本があったらぜひ教えてくださいね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。