課題図書1. Zoom読書会

19/02/15 (金)読書会まで8日

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不敬罪って、そんなに厳しく罰する必要があるのかと、疑問を感じるもんざです。
マニラの高架鉄道は、便利な公共交通機関として多くの市民に広く利用されていますが、1月末にフィリピン南部のミンダナオ地方で、教会が爆破されるという事件があったので、警戒が厳しくなっており、食べ物や飲み物の持ち込みが厳しく禁止されています。
先週、鉄道を利用をしたのですが、(マニラに来てから2回目)まるで空港のように手荷物を検査されて、プラットフォームに入る前にペットボトルの水を捨てたりしました。あれ?こんなに厳しかったかな?と思ったのですが、その事件が原因だったとは知りませんでした。
2月9日(土)に駅で警官にフィリピン伝統のデザート「タホ」(柔らかい豆腐とタピオカに黒蜜をかけたデザート)の持ち込みを注意されて、それを怒って警官に投げつけた23歳の中国人女性が逮捕されるという事件があったそうで、「まにら新聞」でその警官が冷静に対処したことで表彰されたという記事を読みました。
Foreign student passenger throws cup of taho at MRT security http://www.rappler.com//nation/223084-chinese-woman-throws-taho-mrt-security @rapplerdotcom
事件に興味を持って詳細を知ろうとネットで検索したら、彼女は服飾デザイン学校の学生なのですが、この事件のために、中国へ強制送還になるかもしれない事態になっているようです。確かに、カッとなって警官にデザートを投げつけるのは良くないけれど、それって収監されたり、強制送還されるほど、問題になることなんだろうか。警官が、当たり前のことをして表彰される必要があるくらい、この国の警官のレベルは低いということなのだろうか、など、いろいろと考えさせられます。
さて、課題です。私は「ファクトフルネス」を読んでいます。第9章は「The blame instinct」なのですが、この章のまとめとして、スケープゴート(いけにえ)を探したい欲求に抵抗すると、誰かを非難したい欲求もコントロールできると書かれています。
マニラで話題になっている若い中国人女性の不敬罪事件は、スケープゴート探しの結果じゃないのかなぁ。
例えば、この女性と同じことをフィリピン人の男性がやったとしたら、ここまで大きく取り上げられるでしょうか。
テロを防ぐことや、治安を良くすることは、一朝一夕にできることではないでしょう。
この事件は、第8章の「Single instinct」や第10章の「Urgency instinct」とも関連しているような気がしています。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
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