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iPad mini3を買取に出して考えたこと

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昨日2年間持っていたiPad mini3 Wi-FiセルラーSIMフリー版を買取に出しました。秋葉原の秋葉原の電気街に行きソフマップで買取価格を確認したら上限が21,000円でした。でもかなり使い込んでいて、凹みもあったので、実際の査定価格は16,800円。最初に査定してもらったときは全く待ち時間がなかったのですが1時間後に来てくださいと言われて3時半に行ったら8人ぐらい待っていて、そこからさらに30分ぐらい待ちました。年末最後の土曜ですし、それは仕方がないかなと思います。待っていたのはほぼ中年の男性で私と同年代の中年女性は1人もおらず、ネットで買取を依頼する人が主流なのかもしれません。待ち時間を考えると、けっこう効率が悪いですからね。

秋葉原の電気街はものすごく混雑していて外国人らしき人たちはもちろんのこと、日本人もたくさんいて、まともに歩けない位でした。交差点を渡るのも一苦労。これからはもっと計画的に電化製品の買い替えをライフサイクルに組み込まなければいけないなと、身にしみて思いました。何年も前に、誰かから「最新版を買って中古を買い取りに出してと言うサイクルを回していけば良い」とアイデアを聞いてはいたのですが、その必要性を理解できていませんでした。「使えるのだから買い換える必要ないでしょう?」「壊れてもいないのに買い換えるなんて、ちょっと罪悪感がある」母や祖母の言葉を思い出します。

でも、最近あるニュースを聞いて非常に納得しました。それはアップルが新製品の販売促進のために旧製品の通信速度を落とし、それが原因で訴訟を起こされているという内容です。にわかには信じがたかったのですが、私は実際にiPad mini3を使っていてOSのアップデートを行った後に速度の低下を実感したのです。私は、まさか販売会社がそのようなことをするとは想像もできなかったのでメモリーの残量が足りないのか、あるいはWi-Fiの通信速度が問題なのか、Wi-Fi設備に問題があるのかなどと考えていました。でも最終的にもっとメモリを増やしたほうがよいのだろうと思い、新しい機器の購入に踏み切りました。結果的にはそれが正しい判断だったと考えていますが、これを苦もなく自然とできる人がいることに驚きます。私には迷って考えて、ようやく実行できることなのですから。

ここに1つのシステムが出来上がっていることに気がつきます。新製品を買い続ける人たち。それを製造する会社企業。中古製品を買い取る会社。中古製品を買い続ける人たち。人気がある商品は中古製品であっても高い価格で買い取ってもらうことができます。ここに何のメリットがあるのか、私は理解できませんでした。なぜなら新製品を手に入れることの価値が理解できなかったからです。ただ、今ならわかります。ハードとソフトは切り離せないのです。ハードが劣化していくのに合わせてソフトも劣化していくわけではありません。ソフトは常にアップデートされ最新の情報が組み込まれていきます。それに比べてハードはどんどん劣化していきソフトの機能に追いつけなくなるのです。だからハードを変更する必要があるのです。なんだかちょっと恐ろしい話ですが。人間に置き換えて考えるととても怖いですね。ハードが肉体でソフトが脳みそだとすると人間はどんどん知識を蓄えて賢くなるかもしれないけれども肉体が劣化していて滅びてしまう。だから新しい肉体のを載せ替えると言うSF小説のような未来も実現するかもしれません。

ドネラ・メドウズの「世界はシステムで動く」を思い出しました。メドウズは、システムの要素を単体で理解しても全体は把握できないと言っていますが、私は、要素単体を積み上げて、想像することでも、全体把握できる可能性はあるのではないかと思います。(さほど複雑ではないシステムの場合は) 例えばこのApple製品の日本での販売状況を見ると、完全にある種のシステムが出来上がっているように見えます。Apple製品の人気がある限りこのシステムは継続するのではないでしょうか。一般的なユーザが日常生活でより良いサービスを享受したければ最新のハードとソフトが求められる時代なのです。正直なことを言えば、その流れに乗っていくのはなかなか大変だしめんどくさいのですがとりあえず今のところはがんばってついて行ってみようと思っています。

2017年の最終営業日である12月27日に川口市立中央図書館に行き、書庫に入っている蔵書を司書の方に用意していただいているときにカウンターで2~3分待っていました。その短時間のあいだに2~3人がインターネットを使いたいと申請に来ていました。個人的にとても衝撃を覚えたのは、それが学生ではなく、60代と思われる女性や男性だったからなのです。おそらく自宅であるいは携帯端末で情報を検索することができない人たちでしょう。ある意味で、この情報社会から取り残されそうになっている人たちとも言えるかもしれません。しかし、まだ彼らは図書館で情報を検索する方法を知っているから、完全な情報弱者ではありません。そうした方法すら知らない人がどのくらいいるのかを考えた時に、今後の社会保障のあり方について、アイデアが浮かびました。

ベーシックインカムが議論されていて、賛否両論があります。(個人的には将来的に実現されると思うし賛成しています) 現金を支給することに加えて、全国民が常に最新のソフトとハード利用できる環境を整えることが、今後の社会の新しいシステムづくりに非常に有効な手段でしょう。そのためには国民のメディアリテラシーを上げる必要もあるけれど、これは個人の裁量に個人の裁量に任せるのではなく、国家レベルで取り組むべきことだと思う。おそらく初期は相当のトラブルが発生するでしょう。しかし結果的に見れば、集合知により、是正されていくと考えられるが。。。楽観的すぎるかなぁ。

ここまでiPadのメモ帳に音声入力を使って作成してみたけれど、以前に比べて本当に使えるレベルになってきていますね。確かに訓練が必要だけれども、訓練するだけの価値はあるかもしれない。頭に浮かんだことを、そのまま、とにかく口にしてみると、論理的に話す練習になりますね。「えー」とか「あのー」とか余計な言葉を入れないように努力するし、滑舌にも気をつけるし。最初は支離滅裂でもだんだんとコツがつかめて、楽しくなってきます。それにしてもiPhoneのiOSの変換機能はすごいなぁ。おかしな漢字変換でも、音声認識して一文が出来あがる頃には、コロケーションを理解して是正されていくんです。見ていて、その賢さにびっくりします。数字の音声入力は、ちょっと工夫が必要そう。

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