誰にお尻を叩かれたいのか、という話でなるほど!と思ったもんざです。
セミナー企画のブレーンストーミングをしていて、「状況を打開したいって考える人って誰かにお尻を叩いてもらいたい人が多い気がするんだけど、●●さんはどう思います?」という質問をしてみました。
「うーーん、私の場合は、叩かれたい人になら、叩かれたいけど、そうじゃなきゃ、NG」
確かにおっしゃるとおり。私も、誰かに「ほら、ちゃんとコレをしなさい。そしたら大丈夫だから」って言われたいことがあるけど、やっぱり、誰でも良いわけじゃないもんなぁ。
そういえば私が大学に行って一番感動したのは、自分で好きな授業を選べる、ということでした。いくつかの選択肢から自分で選べる、というところが重要で、自分で選んだんだから頑張るぞっていう気持ちにもなれました。小学生に学ばせるように、手取り足取りではなく、かといって突き放すわけでもない絶妙の距離感を、顧客との間に作れるといいんですよね。
自分のお仕事でも、提供したサービスが過剰品質だったんじゃないかと考えて、最近、軌道修正したところなのですが、このへんの意識のズレって、俯瞰してみると分かりやすいですね。
勝間さんのメルマガを読み続けられるのも、オンライン英会話が続けられるのも、すべて「この人なら」と私が信頼感を寄せているからです。だから、課題にも取り組もうという意欲が出てきます。
そう考えると、信頼感を構築することって非常に重要です。
ブランドが構築されてくれば、さらに信頼感を生み出しやすくなります。
有名ブランドや有名人がどうやってブランド力を保持しているのか、最近読んだこの本では皮肉たっぷりに書かれています。
◎ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ! 単行本 – 2005/1スティーブン ブラウン (著), Stephen Brown (原著), ルディー 和子 (翻訳)
12年前の本なので、どうかなぁ?と思いましたが、ドナルド・トランプやハリー・ポッターの事例などがあり、読み物としても楽しかったです。私が感じている実社会に溢れているマーケティングの胡散臭さが笑いながら読めて、教科書っぽい課題本と一緒に読むと、さらに視野が広がった気がしました。
それでは明日もどうぞよろしくお願いします。