9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会までラスト5日/上達の面白さ

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9. 読書会(勉強会)
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意外と読みやすいんだな、とホッとしたもんざです。

18日に太朗さん主催のABD読書会がありました。

課題本はユヴァル・ノア・ハラリの「ネクサス」下巻でした。

ABDだと自分の担当する章だけ読んで参加するのもOKなので気軽に参加できて助かります。

実は11日に本屋で英語版のリアル本を購入して、担当部分だけ、ちびちびと読みました。

難解な英単語や、回りくどい比喩・隠喩も少なく、断定的な書き方、英文構造もシンプルなので想像以上に読みやすい印象でした。

内容は、一言でいうなら、AIを妄信するな、って感じでしょうか。

歴史的な事例を上手に組み合わせ、自分の理論に説得力を持たせる工夫がされています。

13年前に勝間塾でご一緒だったリッキーさんも読書会に参加されており偶然の再会に驚き喜びました。

進捗報告

今月みなさんと共有するのは、こちらです。

「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p

今回もプロローグ「「できるようになる」の不思議」から、印象に残った部分を共有します。

この本では「困難でできなかったこと」が、(テクノロジーを活用することで)「できるようになる」とき、まず体が先に反応し、意識はあとからついてくる、という具体的な事例が示されます。

衝撃なのは、それが意識的な努力をたくさん行ったから得られる、というものでもない、という事実です。

引用「もっとも、これは意識的な努力が無意味だ、ということではありません。基礎的な練習を繰り返し、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤を積み重ねたからこそ、体がもつ可能性を試すことができ、ふいにうまくいくやり方が見つかるからです」

引用「向こうからやってくるのを待つしかないものでも、こちらからそれを探し求める努力が無効というわけではない。これが能力と出会うことの難しさであり、上達の面白さでもあります。テクノロジーが介在するのは、まさにこの瞬間です」

たしかにそうだよなぁと自分の体験をふりかえりながら思います。

私はカポエイラを練習していたとき、この上達の面白さ、ふとした瞬間に「カチッと」何かがつながるように「できる」瞬間のアハ体験のとりこになっていました。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(4名)

  1. もんざ「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p
  2. じょあんなさん「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG
  3. 黒猫のミッツさん「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/
  4. にしやまさん「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0

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共有予定の本

「できなかったことができる」って何だろう?技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――

古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。

日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに。

「体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉」 文藝春秋 伊藤 亜紗 (著) https://amzn.to/3GRF38p

“Rum’s sensitive portrayal of Yara’s inner monologue paints a clear picture of the traditional gendered expectations that are placed on many modern Palestinian American women, and the ways an unsettled past can affect the present.” — Washington Post, “10 Noteworthy Books for September”

「Evil Eye/Etaf Rum」Harper Perennial https://amzn.asia/d/bqTsrWG

■ハラリ氏による本書へのコメント

私たちは人類史上もっとも重大な情報革命のさなかを生きています。しかし、それ以前に起きたことを理解しなければ、そのことは理解できません。歴史とは、結局のところ過去を学ぶことではありません──変化を学ぶことなのです。歴史は、何が同じであり続けて、何が変化をして、いかに物事が変化しているかを教えてくれます。しかし、歴史とは決定論的なものではありませんし、『NEXUS 情報の人類史』は過去を理解することで未来を予測できると主張するものではありません。私の目的は、じゅうぶんな知識にもとづく選択をすれば、私たちは最悪の結果を避けることがまだ可能なのだと示すことにあるのです。未来は変えられないというのなら、それを議論するのに時間を費やす必要はないのですから。

「NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク」ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳) 河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/nexus/

 『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。
 実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです!

 本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。

「イノベーション・シンキング」ポール・スローン著 ディスカヴァー・クリエイティブ訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-575-0
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