やっぱりコレだよなと思ったもんざです。
スーパーのレジのお姉さんが、私に確認しました。
「ちゃんと中身をみた?」
首を横にふると、にっこり笑って「見なきゃだめ。ときどき中身がなかったりするから」と。
箱をあけて中を確かめて「これは大丈夫」といってスキャンしてくれました。
箱に入った錠剤のマルチビタミンを買ったんです。
コレだと思ったのは、買う前に箱を開けて中身をチェックしろ、という彼女の言葉にではありません。
彼女の笑顔です。
フィリピン人の強みは、笑顔と親切心、社交性の高さだなと改めて感じました。
最近の私は、仕事で笑顔が少ないかも。良いところは学習して見習っていきます。
読書会の目的
私は 「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社を共有しようと思っています。
今回は、第4章「共同体と信者集団」から興味深いと感じた部分を共有します。
ここではダンバーの社会脳仮説をもとに、集団の規模(信者集団の最適人数)を探り、宗教が発展しつつあった時代の背景から、現代社会との比較も行っています。
社会脳仮説の核心は、種ごとの典型的な社会集団の大きさと、脳の大きさーー厳密には新皮質の大きさーーが単純な相関関係にあることだ。(中略)霊長類の新皮質の大きさと集団規模の関係から、人間「本来」の集団規模を見積もることができる。サルと類人猿で得られる方程式に、ヒトの新皮質の大きさを代入すればいいだけだ。この式から予測されるヒトの集団の大きさはおおむね150となる
(共同体の規模と社会脳仮説)第4章「共同体と信者集団」「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社
この150という数字が「ダンバー数」です。
ヒトの自然な共同体の大きさは150人。
これは各種の調査と研究で明らかになっています。
では、これは宗教の信者集団にも当てはまるのか?
キリスト教の各宗派における過去の調査結果から、やはり150に落ち着くようです。
ただし、ほかの世界宗教の信者集団はデータを集められなかった、とも正直に書かれています。
調査した結果、検討した内容とともに、抜けている部分も読者に明確に示してくれる著者の姿勢には非常に安心感があり、信頼がおけますね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
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共有予定の本
「ダンバー数」で世界的に知られ、
<内容:アマゾン商品説明より> 「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社
人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した著者が、
人類学、心理学、神経科学など多彩な視点から
「宗教とは何か」という根源的な問いに迫った、かつてないスケールの大著。
本書では、主にWeb での情報発信を念頭におきながら、
<内容:アマゾン商品説明より> 「文章に頼らない文章術」上野郁江(著)ディスカバー・トゥエンティワン
「編集者の視点をもって執筆する力」(これを本書では、「編集執筆力」と呼ぶことにします)を解説していきます。
文章力は生まれもった才能だと言われたりしますが、
編集執筆力は才能ではありません。「相手がいつも使っている言葉を使う」「相手の価値観にそった言葉や表現を選ぶ」など、
ポイントを押さえることで伸ばしていくことができます。
つまりこれは、誰もが身につけられるスキルなのです。
本書では、編集スキルを31 の編集の文法として体系化したものを、あますところなく紹介します。
そして、これらをまとめたのが「編集の文法チェックシート」です。
これを活用し、相手の価値観にそって文章を組み立てていくことで、共感や信頼を得られる文章が書けるようになります。