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読書会まで8日/不処罰と寛容さ

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9. 読書会(勉強会)
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なんか達成感があるな、と思ったもんざです。

私は週二回ジムで筋トレすることを目標にしています。

一緒に行こうと母を誘ったら、意外にもOKしてくれて、トレッドミルやエアロバイクの使い方を教えたら素直にチャレンジしてくれました。

母は、足の筋肉をつけて少し体重を落とせば、身体の負担も軽くなって腰の痛みも軽減すると思うのですよね。

これまで、いくら運動しろといっても、動かなかったのに不思議だなと首を傾げつつも、アドバイスに従ってくれたので達成感があります。

一緒にジムに行って、私も筋トレするってのが良いのかな?

進捗報告

今月みなさんと共有するのはこちらです 。

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今回も第3章「ドゥテルテの登場と麻薬撲滅戦争」から印象に残ったところを共有します。

前フィリピン大統領のドゥテルテは麻薬撲滅を掲げて国民の絶大な支持と人気を保ちましたが、著者はドゥテルテが本気で撲滅を目指していたことを疑問視しています。

引用「ドゥテルテは麻薬撲滅、ひいては犯罪に立ち向かうと公言しながら、身内の薬物疑惑や殺人は不問にし、時には昇進までさせて不処罰の文化を深化させた。一方で、政敵や批判者にはあらゆる手段を駆使して容赦なく鞭をふるった。世論もそれを容認、あるいは支持した。選挙によって選ばれた政権が権威主義化する過程の見本を示しているように思える」

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また私が著者の分析が秀逸だと感じた部分は以下です。

これを理解していると、この国の人の考え方も理解しやすくなりそうです。

引用「(フィリピンで)刑事司法が機能せず、不処罰の文化がなかなか改まらないのは、それがまさに「文化」であるからだ。そしてこの国では悪徳は往々にして美徳と表裏一体であり、コインの両面を構成する。不処罰と寛容さ、法治と人治、規律・規則より家族愛……。」

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結局のところ、この文化ゆえに、この国の発展が遅れている気がします。

自国のエリートたちが、自国民を(麻薬などで)食い物にして自分たちだけが潤っている状況を作りだしているわけですから。

しかし、だからと言って他国の人間が内政干渉して変化を促すこともできません。

いつか、この国の民衆が革命を起こす日がくるかもしれません。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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