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読書会まで11日/犯罪に寛容すぎる

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9. 読書会(勉強会)
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黙って見守るもんざです。

母がマニラの私のところに滞在して一週間たちました。

初めて分かったのは、彼女が方向音痴だということ!!

道に迷うからと言って、ひとりで買い物に行きたがりません。

あと2週間以上こちらに滞在するので、近所のスーパーに行って買い物するくらいはできるようになってもらおうと、一緒に歩いている時に訓練しています。

母が先に歩き、私がその後ろにくっついていきます。

道が分かれるところにくると、母は振り返って「どっち?」と私に聞きます。

「さっき来るときも通った道だから分かるでしょ。自分で考えて」

母は私のことをいじわるだと言いますが、これって体験型の脳トレですよね。

母のマニラ初めてのおつかい大作戦が成功できる日は来るのだろうか。。。

進捗報告

今月みなさんと共有するのは、こちらです。

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今回は第1章「フィリピンの「発見」から独立、独裁まで」から印象に残ったところを共有します。

現在のフィリピン大統領のボンボン・マルコスの父親シニアと母イメルダは夫婦独裁とも呼ばれ、マルコス夫妻の強欲ぶりには、たくさんの証拠があり、実際に法定でも有罪判決が下されているようです。

引用「逃亡先の米国に持ち込んだ金銀財宝を押収した税関によるリスト、米国内の不動産、スイスの銀行などの預金。いまだに解明されていない部分がどれほどかはわからず、おおよそ100億ドルと言われている。フィリピン政府が回収したのは40億ドルに満たない。追及を逃れた資産が一家の選挙戦に使われていることは想像に難くない」

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引用「イメルダは、78年から84年の間に不正に蓄財した富をスイスに設立した団体を通じて私的に流用したなどとしてこれまでにフィリピンで7回起訴された。(中略)イメルダは判決を不服として上告した。30万ペソ(約80万円)の保釈金を払い、いまは保釈中の身だ。イメルダは一日たりとも刑務所に入っていない」

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不正蓄財したマルコス一族に一度は鉄槌を下したフィリピン国民は、半世紀も経たずに、マルコス一族を受け入れます。このことから分かるのは、犯罪に対する寛容さ。(=人命の軽さ)これは、フィリピンの負の特徴のひとつと言えるかもしれません。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(1名)

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共有予定の本

アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われたマルコスの息子がいまや大統領となり、独裁時代の記憶が抹消されつつある。メディア弾圧とフェイクニュースが横行する現在、フィリピンの民主主義の姿とは。現地在住のジャーナリストが長年の取材をもとに描き出す、渾身のルポ。

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