9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会まで12日/歴史を記録する

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9. 読書会(勉強会)
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時代の流れを感じるなぁと思ったもんざです。

MicrosoftのSkypeが2025年5月5日で個人向けのサービスを終了するとのこと。

[Skypeついにサービス終了 その歴史と「Teams」の課題【西田宗千佳のイマトミライ】-Impress Watch](https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1668785.html)

こちらの記事を読みましたが非常に興味深く考えさせられる分析でした。

2003年生まれのSkypeが2010年代半ば以降に存在感を失くし、(Microsoftに買収されたのは2011年のこと)2020年のコロナ禍でビデオ会議のニーズが劇的に増加しても、もはやSkypeが選ばれることはありませんでした。

Skypeの凋落について、著者はMicrosoftの戦略ミスを指摘していますね。

私は2015年にアイスランド一人旅をした後、オンライン英会話をSkypeで始めました。

当時はSkypeに依存していたオンライン英会話の企業も、数年後には独自にプラットフォームを開発して移行していました。

時代の流れを読んで、新しいものに乗り換える準備を怠らないとか、古くなったものは潔く処分するとか、分かっちゃいるけど簡単じゃないよなぁ。

進捗報告

今月みなさんと共有するのは、こちらです。

「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh

今回は、序章から印象に残った部分を共有します。

2022年6月30日に第17代フィリピン大統領がフェルディナンド・マルコス・ジュニアに決まりました。

彼の父親は第10代のマルコス・シニア。

彼は独裁者で、1986年に彼の人権侵害や不正蓄財に怒った民衆を恐れ国外逃亡。

当時の報道を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

母親イメルダの宮殿での贅沢な暮らしとマルコスに反対する人たちがうけた監禁と拷問などの出来事を、まさかたった36年でフィリピン国民が忘れるとは。。。

引用「36年後、マルコス家の凱旋劇を見て私の頭に浮かんだのは、学生時代に読んだエーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』である。第一次世界大戦の教訓から制定されたワイマール憲法下のドイツで、人々が投票によってナチスを選び、権威主義的リーダーに身をゆだね、自ら進んで自由を棄てていった経過が社会心理学者の眼で分析されている」

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私は、2022年の大統領選挙時に、ジュニアの対立候補だった前副大統領のレニー・ロブレドの支援者が多い地域に住んでいたので、支援者の様子と人気ぶりを体感していました。そのため、歴史的な経緯も踏まえると、彼女が次期大統領になるのが妥当だろうと考えていましたが、その予想は外れました。

ずっと疑問に感じていたことが、この本を読むことで解消されつつあります。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

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  1. もんざ「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh

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共有予定の本

アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われたマルコスの息子がいまや大統領となり、独裁時代の記憶が抹消されつつある。メディア弾圧とフェイクニュースが横行する現在、フィリピンの民主主義の姿とは。現地在住のジャーナリストが長年の取材をもとに描き出す、渾身のルポ。

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