パーム椰子の葉っぱだったのか、とスッキリしたもんざです。
先日、母とローカルの人たちに人気のある巨大ショッピングモールに行ったら、教会の近くで普段は見かけない不思議なものが売買されていました。植物の葉を編みこんで剣のような形にした飾りです。
調べると4/13(日)はパームサンデー、キリストがエルサレムに入場した記念日でした。この日に、教会はヤシの葉を祝福し、信者はそれを持ち帰って魔除けとして飾るようです。日本の神社でもらうお札やお守りみたいですね。
こちらの記事に詳しい情報があり大変参考になりました。50ペソもしなかったと思うので1本くらい買ってくればよかったかな。
[フィリピンのホーリーウィークとは フィリピン暮らし](https://taka-life.com/2025/04/13/post-7082/)
進捗報告
今月みなさんと共有するのはこちらです 。
「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh
今回は第2章「エドサ政変からふたつめのアキノ政権まで」から印象に残ったところを共有します。
政治家が国家を私物化しようと企んでいることが国民に可視化されるのは、政府を批判するメディアが弾圧されたり、戒厳令をが布告されて市民を不当に逮捕したりし始めたとき。
引用「(1972年9月23年にマルコス・シニアは)記者会見を開き、戒厳令と夜間外出禁止令の布告を宣言した。(中略)布告の正当性を訴えるためにエンリレ襲撃事件を演出したとみられる。(中略)逮捕者の数は年末までに8281人に上った。9月23日をもってテレビ、ラジオ、新聞などメディアが一斉に放送や発行を中止させられ、再開には許可が必要となった。政権やマルコス家に反する記事や放送を禁じられ、検閲が始まった。政府官報によると、七つの英字紙、66の地方紙、7つのテレビ局、292のラジオ局など計378のメディアが閉鎖され、テレビ、ラジオ、新聞の各一社だけが存続を許された」
「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh
2024年12月韓国でユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が戒厳令を発令し、その後に逮捕されるという事件があったことは、まだ皆さんの記憶に新しいと思います。
権力者の暴走を止めるには(負の歴史を理解し、現在の社会情勢が正しく認識ができている)市民の力が必要になってくるんですね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(1名)
- もんざ「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh
お申込みURL
お申込みはこちらからどうぞ。
共有予定の本
アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年。国を追われたマルコスの息子がいまや大統領となり、独裁時代の記憶が抹消されつつある。メディア弾圧とフェイクニュースが横行する現在、フィリピンの民主主義の姿とは。現地在住のジャーナリストが長年の取材をもとに描き出す、渾身のルポ。
「ルポフィリピンの民主主義」柴田直治 岩波新書 https://amzn.to/3RehXeh
コメント