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読書会までラスト6日/相互扶助アプローチ

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Zoom読書会
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ロールモデルって大事だなと思ったもんざです。

ちょっと早いのですが2024年第2四半期のふりかえりをしました。

以前の私は、過去をふりかえるのが本当に苦痛でしかたがなかったのです。

でも2023年から毎週のふりかえりをするFBグループに入り、まじめに取り組むようになったら、一年たって良い変化に気づけました。

ふりかえりへの苦手意識がずいぶんと薄れたことに加えて、問題解決への糸口がつかみやすくなっていました。

急がば回れ。

時間はかかっても、志を同じくする仲間とコツコツ努力を積み上げると、結果は自然とついてくるんですね。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

今回は、第6章「ジャンキー」から興味深いと感じた部分を共有します。

この章では、18世紀にアヘン、コカイン、ヘロインなどの薬品がメディアによってどのようなレッテルを貼られ、そのイメージが有色人種への人種差別を拡大し、そのイメージを政治家が利用して、階級差別意識を助長して政策を決定したアメリカの歴史が描かれます。

白人の依存症患者は悪い薬の問題として治療するが、有色人種は自己責任として扱う風潮が一般的になります。

メディアが行った恐怖による国民の分断、政治家が決定した階級差別を助長する政策は、現代にいたるまで依存症の治療に関して負の影響を与えます。

依存症へのアプローチは、歴史を通して繰り返し登場する4つの型があります。

1.禁止法主義的アプローチ

2.治療的アプローチ

3.還元主義的アプローチ

4.相互扶助アプローチ

相互扶助アプローチが患者の回復を助ける確率が高いのですが、人種差別や階級差別による恐怖が支配する社会では、そのしくみが機能不全に陥るのです。

これは、薬物政策活動家が「禁止の鉄則」と呼ぶもので、法執行機関が厳しい姿勢で取り組むほど、人々は自然ともっと強い薬物に引き寄せられる(「法執行が厳格になるほど、薬物は強力になる」)。この法則の実例は枚挙にいとまがない

(第6章 ジャンキー、第II部 不節制の時代)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

アメリカは、依存症に対して思いやりのある治療的アプローチをあと少しで実現できそうに見えた。しかしその機会は失われ、何十年もの間、再検討されることはなかった。

(第5章 アメリカ初のオピオイド・エピデミック、第II部 不節制の時代)「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)

結局のところ、問題の本質を正確に把握する努力を怠り、すべて自己責任として片付けようとしても、ゆがみは社会全体に影響を及ぼすのです。

巧妙に差別と恐怖をあおるメディアや政治家には、非常に注意が必要だとの認識を強めました。

私は何をアメリカの失敗から学び、自分と周囲の未来に活かせるのかを考えています。

今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。

参加者(2名)

  1. もんざ「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳)
  2. にしやまさん「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス

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共有予定の本

ある時代には酒や薬物に耽溺することは「堕落」と見なされ、ある時代には「下級階層の流行病」と見なされた。またある時代には、たとえ同じ薬物でも、特定のコミュニティで使用すれば「医療」だが、別のコミュニティに属する者が使用すれば「犯罪」と見なされた。
アルコール依存症から回復した精神科医が本書に描くのは、依存症の歴史であり、その概念の歴史である。自身や患者の体験、過去の有名無名の人々のエピソードに加え、医学や科学のみならず、文学、宗教、哲学にまで踏み込んだ豊饒な歴史叙述によって、依存性薬物と人類の宿命的な繋がりが浮かび上がってくる。
依存症は「病気」なのか? それとも、差別や疎外に苦しむ者に刻印されたスティグマなのか――? 圧倒的な筆力で依存症をめぐるさまざまな神話を解体し、挫折と失敗に彩られた人類の依存症対策史をも詳らかにする。

「本書は、米国のみならず、国際的な薬物政策に大きな影響を及ぼす一冊となりうる力を備えている。その意味で、依存症の治療・支援はもとより、政策の企画・立案、さらには啓発や報道にかかわる者すべてにとっての必読書であると断言したい」(松本俊彦「解題」より)

<内容:みすず書房 書誌情報より> 依存症と人類 | われわれはアルコール・薬物と共存できるのか | みすず書房

幸福度、意思決定力、創造性、ヒューマニズム―無我によって私たちはどのようになるのか?不安、怒り、孤独、虚無、自責から自らを開放する科学的メソッド。

<内容:紀伊国屋書店 内容説明より> 「無(最高の状態) 」鈴木祐 (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス
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