勇気あるなぁと感心したもんざです。
用事でプロジェクトのオフィスを訪問したら、一人だけ立っている男性がいます。
スタンディングデスクを使用されているわけではなく、ラップトップPCを台に乗せてるだけ。
その方法もあるんだな、でも、みんなが座っているなかで一人でずっと立ってお仕事を続けられるのは、その人の精神的な強さの現れだなと思いましたよ。
見習いたいですね。
進捗報告
私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。
今回は、「おわりに」から、私がアンダーラインを引いたところを共有します。
この部分では、なぜ良いことをした、という人が現れるのか、彼らが何を求めているのか、彼らに欠けているものは何か、が説明されます。
戦争とホロコーストを引き起こしたナチスの悪行はよく知られているはずなのに、なぜこのような主張をしたがる人が多いのだろうか。筆者の見るところ、彼らはむしろナチスの悪行を繰り返し教えられてきたがゆえにこそ、それを否認しようとする欲求に突き動かされている。
「おわりに」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
そうした反権威主義的な姿勢はいわゆる「中二病」的な反抗の域を出ず、ナチズムが実際にどんな体制であったかについては無関心であることが多いようだ。過去の研究の積み重ねから謙虚に学んで、それを批判的に乗り越えていく姿勢はほとんど見られない
「おわりに」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
「反ポリコレ」の欲求に呑み込まれた者を説得するのは無理だとしても、しっかりとした知識をもつ第三者の数を増やしていけば、それは歴史修正主義的な風潮に対する社会の免疫を強化することにつながるだろう
「おわりに」「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
ブックガイドの中に、私が読みたいと思っていた藤原辰史さんの「ナチス・ドイツの有機農業」「ナチスのキッチン」が入っていました。
しかし、これも含めて私が読んだことのある本は一冊もなく、ポーランドのアウシュビッツ博物館を見学する前に、何冊かだけでも読んで行ってたらな、と自分の勉強不足が少し残念になりました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
参加者(4名)
- もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
- にしやまさん「100歳時代の勝間式人生戦略ハック100」KADOKAWA 勝間 和代 (著)
- maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
- 山口さん「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (講談社現代新書) 出口治明 (著)
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共有予定の本
「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.
<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
多くの人が100年生きるのが普通の時代になりつつある今、後半生をどう生きるか?お金に困らず、自由に、楽しく、自分らしく、健康に生きる方法を勝間さんが教えます!100歳時代を楽しむライフハック100!
<内容:アマゾン商品説明より>「100歳時代の勝間式人生戦略ハック100」KADOKAWA 勝間 和代 (著)
あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。韓国で16万部突破のベストセラー!
<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)
「差別はたいてい悪意のない人がする」著者インタビュー 無自覚に他人を踏みつけないためにできること|好書好日
人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!
<内容:アマゾン商品説明より>「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (講談社現代新書) 出口治明 (著)