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読書会まで12日/デマと差別

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9. 読書会(勉強会)
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「思うようにならないから面白い」という言葉を脳内で反芻しているもんざです。

これは先日懇親会で近くの席にいた方から受け取ったもの。

片付かない仕事が増えて、気持ちが落ち込み気味だったのですが、すっと目の前が開けた感じ。

面白がるゆとりを持てば視野も広がり良いアイデアもでる。

その方のポジティブさも少し吸収できたのかもしれません。

落ち込んだ時に使える魔法の呪文を手に入れた感じもありますね。

進捗報告

私は 「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著) を共有しようと思っています。

イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、フランスではユダヤ人に対する虐待事件が増加している、とエコノミストの記事で知りました。

(フランスは欧州で最もユダヤ人が居住している)

歴史を振り返ると、戦争はデマを生み、差別の引き金を引き、大衆を混乱に陥れることが良く分かります。

だが第一次世界大戦でドイツが劣勢に陥ると、ユダヤ人が前線勤務から逃げているせいなのではないかという噂が広がり、その真偽を確かめるために「ユダヤ人調査」が行われた。さらに第一次世界大戦に敗北すると、ユダヤ人など内部の「裏切り者」のせいでドイツは負けたのだという、「背後からの一突き」伝説が唱えられるようになった。こうした状況のもとで、1918年以降反ユダヤ主義的な扇動や暴力、差別が急速に拡大していく。ユダヤ人が路上で極右に襲われるということが、珍しくなくなったのである

(第三章 ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか?)「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)

森達也監督の「福田村事件」を見ましたが、1923年の日本でも似たような状況が発生しています。

(差別されるのはユダヤ人ではなく朝鮮人と部落民ですが)

都合の悪い状況に陥ったとき、自分たちとは異なる誰かを悪者にして排除すれば、状況が改善されるのではないかと考え、考えるだけでなく集団で行動してしまう、という特性を人間は持っているようです。

(その特性を為政者は悪用する)

どうしたら私たちは本当に歴史から学んで行動まで変えられるんでしょうね。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
  2. にしやまさん「選書中」
  3. maruさん「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)

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共有予定の本

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「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.

<内容:アマゾン商品説明より>「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」 (岩波ブックレット) 小野寺 拓也 (著), 田野 大輔 (著)
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あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。

韓国で16万部突破のベストセラー!

<内容:大月書店公式サイトより>「差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章」大槻書店 キム ジヘ (著), 尹 怡景 (翻訳)

「差別はたいてい悪意のない人がする」著者インタビュー 無自覚に他人を踏みつけないためにできること|好書好日

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