カウントダウンコラム

16年5月4日(水)勉強会まで8日

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金曜に国立西洋美術館にカラヴァッジョ展を見に行こうと決めたもんざです。

「法悦のマグダラのマリア」が世界初公開、と大宣伝されているため、すでに入館者も10万人を超えたようです。

なぜ、カラヴァッジョに人気があるのでしょうか。
16世紀のイタリアでルネッサンスの伝統から離れ、非常に写実的な絵画を描き、バロック絵画の様式を確立した人物と言われています。

ルネサンス絵画とバロック絵画の違いはあだばなさんのレビューを読んでいただくと分かりやすいかと思いますが、簡単にいうと、ルネサンス風だと背景もあってボンヤリ明るい雰囲気、バロック風だと背景なしで光と影がくっきりはっきり写実的、とこんな感じでしょうか。

人物の表情もリアルに描かれているため、そこが親しみやすい感じを醸し出しているのかも。

個人的にはカラヴァッジョの絵画も「ああ、キレイだな。すごいな。」とは感じるのですが、手元に置いていつも眺めていたい、という種類のアートではないので、今回の美術展も駅で巨大看板を見て、気にはなっていたのですが、あるきっかけがなければ、恐らく行こうとは思わなかったでしょう。

はい。ここから課題の「つながり」ネタにいきますよ。
実はSkype英会話の先生とアートの話になったことがあります。

私の部屋に抽象画のポスター(B2サイズ 515×728ミリ)が飾ってあるのですが、そこからどんな絵が好きなのか、という話になったんですね。

私は抽象的な絵画に惹かれることが多いのですが、先生はカラヴァッジョが好きだけど抽象画はよく分かんないな、みたいな会話をしておりました。たぶん、去年(2015年)だと思います。それが私の記憶に残っていて、駅で看板を見たときに、あ、先生がカラヴァッジョ好きだといっていたなーと意識に上ってきたんですね。

そして昨日のレッスンで、3月にシンガポールで美術館に行った、という話をしたのですが、「そういえば日本の美術館にはあんまり行かないの?いまカラヴァッジョ展をやってるでしょう?」と言われて、はっっっ!てなったわけです。

会社の最寄り駅が神田なのに、秋葉原、御徒町、上野と、たった3駅しか離れていない上野の美術館には全く行こうとしていなかった。。。いつでも行けるわ、と思っていると、結局行かないってことなんですよね。反省しました。

なんだか、この不思議なつながり感を読み解くのが楽しいです。

課題図書の第9章「全体は偉大なり」ではデジタルデバイド(情報格差)について、「ネットワーク格差が機会の格差を生み、拡大する」と書かれていました。

Skype英会話の先生との会話はとても個人的な出来事ですが、こうしたつながりから得られる情報は恐らく他の情報源から得られるものとは種類が異なるので、私の記憶と行動への影響度がかなり強いと感じられるのも面白い発見でした。

それではまた明日もよろしくお願いします。

《もんざの備忘記録》

カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》1606年油彩・カンヴァス、個人蔵

Long-lost Caravaggio painting goes on show in Tokyo

あだばなさんが書かれているレビューがとても参考になりました。
この方のブログを発見できて良かった!

●カラヴァッジョ展の感想と『モチーフで読む美術史』のレビュー
http://ada-bana.hatenablog.com/entry/2016/04/03/122127

映画もありました。史実に基づいてはいるけれども、脚色されているそうです。

●Caravaggio (1986) Directed by Derek Jarman

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