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読書会までラスト9日/直感を信じるかどうか

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読書会(勉強会)
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この多様性に痺れるわ、となったもんざです。YouTube見てました。
いま、何を聴いてます?とカナダのモントリオールで道を行く人にインタビューしたもの。

■What Song Are You Listening To, Montreal?

ロンドンで、何か国語を話せますか?と質問するバージョンもある。ふつうに見ていて楽しい。
これは日本でやっても面白くないだろうな。。。

■London, how many languages do you speak?

企画自体はシンプルなのに、どうしてこんなに面白いのだろうか。

進捗報告

さて、私が今月みなさんと共有したいのは、こちらです。「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一  (著) 今回は第3章「フォー・レター・ワード」から。

引き続きDNA発見者エイブリー教授の話題。彼の研究結果は同僚のミルスキーから執拗に攻撃されます。それでもエイブリーは謙虚に粛々と自分の研究を継続します。

なぜ彼は、迷わなかったのか?

別の言葉でいえば、研究の質感といってもよい。これは直感とかひらめきといったものとはまったく別の感覚である。往々にして、発見や発明が、ひらめきやセレンディピティによってもたらされるようないい方があるが、私はその言説に必ずしも与できない。むしろ直感は研究の現場では負に作用する。これはこうに違いない!という直感は、多くの場合、潜在的なバイアスや単純な図式化の産物であり、それは自然界の本来のあり方とは、離れていたり異なったりしている。

(第3章「フォー・レター・ワード」)「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一  (著)

カーネマンの「ファスト&スロー」を思い出しました。
直感を信じられる場合ってかなり限定的なんですよね。

めちゃくちゃ訓練を積んだ消防士さんが火事現場でピンとくる、とか。
ものすごい研鑽があったうえでの「ひらめき」なんでしょう。

でも研究の現場では、もっと冷静に考えなきゃダメ、というのが福岡さんの意見でした。

ちなみに章タイトルの4文字はDNAの4つの部品ことでした。
A(アデニン)T(チミン)G(グアニン)C(シトシン)

中外製薬さんの解説サイト(よくわかるバイオ・ゲノム)のイラストが非常に愛らしくステキ。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(6名)

  1. もんざ「生物と無生物のあいだ」 (講談社現代新書) 福岡 伸一 (著)
  2. さんぽ屋さん「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン  (著), 高橋璃子  (翻訳)かんき出版
  3. にしやまさん(選書中)
  4. maru(まる)さん「無人島のふたり  120日以上生きなくちゃ日記」山本文緒  (著)新潮社
  5. りんさん(選書中)
  6. せいみやさん「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」 (集英社)河野啓 (著)

共有予定の本

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生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える!

<内容:アマゾン商品説明より>  生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 福岡 伸一 (著)
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本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、ウィットに富んだ語り口で、時間と時間管理を実践的に、そして深く問い直す。

「すべてのことを終わらせる」という強迫観念を捨て、自分の有限性を受け入れたうえで、そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。

本書を読めば時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろう。

<内容:アマゾン商品説明より>「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン  (著), 高橋璃子  (翻訳)かんき出版
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お別れの言葉は、言っても言っても言い足りない――。急逝した作家の闘病記。
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。

<内容:アマゾン商品説明より>「無人島のふたり  120日以上生きなくちゃ日記」山本文緒  (著)新潮社
デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行本)
【第18回(2020年)開高健ノンフィクション賞受賞作!】両手の指9本を失いながら〈七大陸最高峰単独無酸素〉登頂を目指した登山家・栗城史多(くりきのぶかず)氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受...

2020年 第18回 開高健ノンフィクション賞受賞作。2021年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、ノミネート。

両手の指9本を失いながら“七大陸最高峰単独無酸素”登頂を目指した登山家・栗城史多(くりき のぶかず)氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受けた。しかし、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。

彼はなぜ凍傷で指を失ったあともエベレストに挑み続けたのか?
最後の挑戦に、登れるはずのない最難関のルートを選んだ理由は何だったのか?
滑落死は本当に事故だったのか? そして、彼は何者だったのか。
謎多き人気クライマーの心の内を、綿密な取材で解き明かす。

<内容:アマゾン商品説明より>栗城史多のエベレスト劇場」 (集英社)河野啓 (著)
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