偶然って面白いな、と読みながら思ったもんざです。
読み始めた本(「ストーリーが世界を滅ぼす」ゴットシャル著)の書評をNYTで見つけました。
誰が評者かと思ったら、なんと、先日書店で購入した「On Tyranny 暴政」の著者ティモシー・スナイダー!
こんな偶然ってある?これは読まねば!と読み始めたら、ものすんごい辛口評価。
もうね、けちょんけちょんって言ってもいいと思う。
ゴットシャルの本を読むのがますます楽しみになってきました。
Is the Human Impulse to Tell Stories Dangerous? By Timothy Snyder
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
■ 「モンク思考―自分に集中する技術」ジェイ・シェティ (著), 浦谷 計子 (翻訳) 東洋経済新報社
(私は英語版で読んでます。Think Like a Monk: Train Your Mind for Peace and Purpose Every Day (English Edition) Kindle版 英語版 Jay Shetty (著) )
今回は第7章「心(マインド)――御者のジレンマ」から気になったところを共有します。
ジェイは自身が僧侶のときに体験したことを読者に物語つつ、著名人のエピソードも織り交ぜます。
(ブッダから近藤麻理恵まで!)
自己肯定感が低い人、心配事が絶えない人、自制心が弱い人などに効果的なアプローチが紹介されています。
ジェイが用いた5頭の馬をヒモで車に繋いで制御する御者の例えは、イラストがかわいくて魅入ってしまいました。
馬は5感(Touch, Taste, Smell, Healing, Sight)で繋ぐヒモは意識(The mind)、車が身体(The body)で御者が理性(The intellect)を例えているそうです。
私はつい、ジョナサン・ハイトの「しあわせ仮説」のゾウと象使いをイメージしました。
でも仏陀やプラトンが、感情を野生の動物に例えてそれを制御するのは理性だと言ってるのをジェイはここに持ってきてるんでしょうね。
ワークで面白かったのは、自分を無意識でコントロールしているネガティブな感情を言語化するもの。
まずは可視化して意識のまな板に載せて客観視します。
それから、もし自分の大切な友人がそれを言ったら、自分はどんな助言をするかを考えてみるんです。
TRY THIS: New scripts for the charioteer
Ch. SEVEN MIND The Charioteer’s Dilemma Think Like a Monk: Train Your Mind for Peace and Purpose Every Day (English Edition) Kindle版 英語版 Jay Shetty (著)
- Write a list of the negative things you say to yourself. Next to each one write down how you would present that idea to someone you care about. For example, these are the negative thoughts the sisters wrote down about themselves along with how they might have presented them to their sisters:
“You are scared” “It’s okey to feel scared. How can I help you through this?”
“You are worthless” “You fell worthless—let’s talk about what you love about yourself.”
“You are unimportant” “These things make you feel unimportant. Before we talk about how to change that, let’s list what makes you feel important.”- Imagine you found out that your child or best friend or cousin or someone who is dear to you was getting a divorce. What is your first reaction? What would you say to the person? What advice would you give them? You might say, “I’m sorry, I know this is a hard time.” Or “Congratulations. I know you’re going through a lot, but people rarely ever regret getting divorced.” We would never tell a loved one, “You’re an idiot. You must be a loser if you married that loser.” We give love and support, maybe offering ideas and solutions. This is how we should talk to ourselves.
ここを読んで、ああ、たしかに!って思いました。
他の人には絶対に言わないような呪いの言葉を自分自身にも言っちゃダメだよなぁって。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
モンク思考のもくじ
はじめに
「モンク思考―自分に集中する技術」ジェイ・シェティ (著), 浦谷 計子 (翻訳) 東洋経済新報社
パート1 手放す LET GO(1~4章)
第1章 アイデンティティー――自分だと思っているもの
第2章 ネガティビティー――邪悪な王様は空腹を満たせない
第3章 恐怖――「この世」という名のホテルへようこそ
第4章 意図――金(ゴールド)に目をくらませるな
呼吸瞑想 Breathe
パート2 成長する GROW(5~8章)
第5章 目的――サソリの性分
第6章 ルーティン――場所のエネルギー、時間の記憶
第7章 心(マインド)――御者のジレンマ ←今回はココ
第8章 エゴ――キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
視覚化瞑想 Visualize
パート3 与える GIVE(9~11章)
第9章 感謝――世界最強の薬
第10章 人間関係――人間観察
第11章 奉仕――他者のために木を植える
チャンティング瞑想 Chant
まとめ
巻末資料――ヴェーダ式パーソナリティ・テスト
参加者(4名)
- もんざ「モンク思考―自分に集中する技術」ジェイ・シェティ (著), 浦谷 計子 (翻訳) 東洋経済新報社
- 西山さん「新時代を生き抜く越境思考 ~組織、肩書、場所、時間から自由になって成長する」沢渡 あまね (著) 技術評論社
- じょあんなさん「Death on the Nile」 Agatha Christie (著) Harper Collins
- よしざきさん「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」 (SB新書) 成田 悠輔 (著)
共有予定の本
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー1位!世界30ヵ国以上で刊行!モンク(僧侶)だけが知る、あなたの人生を変えるクリアな思考法。「手放す(執着・アイデンティティー)」「成長する(情熱・才能)」「与える(目的・感謝)」という3つのステップで、「本当の自分」を知り、「今の自分」に集中しよう。
<内容:アマゾン商品説明より> 「モンク思考―自分に集中する技術」ジェイ・シェティ (著), 浦谷 計子 (翻訳) 東洋経済新報社
過去に答えがない、組織単独では勝てない時代に、新たな“勝ちパターン”を創るには?
<内容:アマゾン商品説明より> 「新時代を生き抜く越境思考 ~組織、肩書、場所、時間から自由になって成長する」沢渡 あまね (著) 技術評論社
これまでの枠組み、常識、しがらみに縛られない「越境」の仕掛け方を、350以上の企業・自治体・官公庁で働き方改革、組織変革、マネジメント変革を支援してきた著者が集大成。
・組織の枠を越えて働く
・多様なメンバーの潜在能力を解放する
・働く景色を変えて価値観の揺らぎを起こす
・地域の壁を越えて成果を出す
・垣根をデジタルですっ飛ばす
「いままでのやり方に限界を感じている」すべての人へ。
Hercule Poirot is perhaps Agatha Christie’s most interesting and endearing character; short, round, and slightly comical, Poirot has a razor-sharp mind and puts unlimited trust in his “little grey cells.” Those little cells come through for him every time, enabling Poirot to solve some of the most baffling mysteries ever conceived. In Death on the Nile, Poirot, on vacation in Africa, meets the rich, beautiful Linnet Doyle and her new husband, Simon. As usual, all is not as it seems between the newlyweds, and when Linnet is found murdered, Poirot must sort through a boatload of suspects to find the killer before he (or she) strikes again.
<内容:アマゾン商品説明より>「Death on the Nile」 Agatha Christie (著) Harper Collins
断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは日本は何も変わらない。
これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命であるーー。
22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。
<内容:アマゾン商品説明より>「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」 (SB新書) 成田 悠輔 (著)