自分では気づきにくい先入観に気づかせてもらえたことを喜んでいるもんざです。
今回の読書会では、捕虜の生活、大学教授の仕事、中国の古典についてご紹介をいただきました。
どれも現在の私の日常からはかけ離ています。
だから、本のタイトルや概要を見ただけのイメージと実際の内容には差が出ます。
そういう差が存在していることに、ハッとなる喜びってありますよね。
それぞれの本の3つのキーワード
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
あらためて皆さまからご紹介いただいた本と、それぞれの本の3つのキーワードを共有します。
もんざ (主催者) 「俘虜記」(新潮文庫) 大岡 昇平 (著)
・人間の本性
・捕虜の生き方
・生死の分かれ目
にしやまさん「大学の常識は、世間の非常識」 (祥伝社新書) 塚崎公義 (著)
・大学教授の価値は論文で決まる
・大学教授は教育が得意というわけではない
・大学教授は企業人より自由に行動できるが、真面目に仕事(研究)をしている
よしざき。さん「エピソードで語る 四書五経 早わかり読本」吉崎久博(著) Amazon Kindle 出版
・四書五経は革命防止の道具
・ 二宮金次郎の読んでいる本は「大学」
・ 四書五経は野党から与党へ変遷
読書会のあとで、もんざが得た疑問
- 現在、自分が常識だと思い込んでいるが、国や時代が違えば非常識であることは何か?
- 本質をつかむために、より観察力を高めるには何ができるのか?
第134回ZOOMで読書会(2022年9月)
来月は9月24日(土)です。ご都合がよろしければ、ご参加いただけるとうれしいです。
目的:2022年8月~9月に読んだ本を1冊共有する
日時:2022年9月24日(土)AM8:00-9:30(JST)
場所:ZOOMオンラインミーティングルーム
8月に共有された本
一等兵として太平洋戦争に従軍した著者の体験に基づく連作小説。フィリピン・ミンドロ島への米軍上陸から復員までの約一年間を描く。なぜ自分は米兵を殺さなかったかという感情を異常なほどに平静かつ精密に分析した「捉まるまで」と、俘虜収容所を戦後日本の縮図と見た文明批評の続編からなる。孤独という真空状態での人間のエゴティスムを明晰な文体で凝視し、戦争小説とは一線を画する。
<内容:アマゾン商品説明より> 「俘虜記」(新潮文庫) 大岡 昇平 (著)
変わらない大学への問題提起…。元大学教授の著者は言う。
<内容:アマゾン商品説明より> 「大学の常識は、世間の非常識」 (祥伝社新書) 塚崎公義 (著)
“一国一城の主”である教授は自由で、天国のような職場だった。
しかし、大学の実態にはさまざまな違和感を拭えず、「大学の常識は、世間の非常識」だと感じ続けていた、と。
どうしたら日本の大学は良くなるのだろうか。
銀行員から大学教授に転身した著者だからこそ提起できた改革案を披露する。
いわく――文系の大学教授を研究者と教育者に分け、大学は企業人養成に専念すべき。
また、企業は3・4年次ではなく1年次に内定を出せばいい――。
巻末には、騒がしい教室が静かになる魔法の言葉など講義の工夫や人気講義を収録。
変わらなかった日本の大学が変わるきっかけとなるか。
四書五経を簡単に説明しようと、試みました。
<内容:アマゾン商品説明より> 「エピソードで語る 四書五経 早わ
しかし、文献を読めば読むほど、執筆に費やした莫大なエネルギーと情報量に圧倒されます。書経だけでも、解読には一生を費やして研究しても足りないと想定されます。そこで、理解のために、全般に関するエピソード8個と、個別の9個のエピソードにまとめました。四書五経に於ける代表的な格言、目次一覧、字数一覧、四書五経間のコメント・引用も合わせて記載しましたので、ご参考になれば幸いです。