第128回のZOOM読書会まで、あと3日。6年前の記憶がないことに愕然としたもんざです。
ちかさんから、今月の勝間塾の課題図書を教えてもらいました。(「限界費用ゼロ社会」ジェレミー・リフキン著)
なんか聞いたことがある題名だな、と思ったのですが、まさか2016年8月に読んでいたとは!過去のメールを検索し、確かにブックレビューのサポートメールも受信しておりました。内容が難しくて理解できずに終わったような感じかも。それにしても、ここまでキレイに忘れるかなぁ。。。自分の記憶力の弱さに恐怖を感じました。でも、ですよ?もしかしたら本当に読んでいないのかもしれません。(それも怪しい。。。)
ただ、当時の記録を読み返してみたら、ちょうどお盆で実家に帰省していたみたい。だから、勉強がおざなりになっていたのかもな、と言い訳してみたりして。
自由な活動の場を個人に与える
さて、今月、私がご紹介する予定の「タテ社会の人間関係」です。ドキッとした一文を共有します。中根さん、かなり辛辣な言葉を使ってますね。
日本の組織というのは、序列を守り、人間関係をうまく保っていれば、能力に応じてどんなにでも羽をのばせるし、なまけようと思えば、どんなにでもなまけることができ、タレントも能なしも同じように養っていける性質をもっている。序列偏重で一見非常に弾力性がなく、硬直した組織のようであるが、これは同時に、驚くほど自由な活動の場を個人に与えている組織である。
6章 リーダーと集団の関係 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
だから能力があるリーダーがいるかどうかよりも、内部事情でその集団の実力が測れるのだ、と著者は鋭い指摘をしています。ある年齢になれば、誰でもリーダーになれる年功序列型の組織だからこそ、育まれたしくみなのかも。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(4名)
- もんざ (主催者) 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
- Yoko3さん(紹介本を検討中)
- にしやまさん「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人 (著)
- えりさん「ノンフィクションはこれを読め! – HONZが選んだ150冊」(中央公論新社)成毛眞 (著)
共有予定の本
日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。「単一社会の理論」によりその本質をとらえロングセラーを続ける。(講談社現代新書)
<内容:アマゾン商品説明より> 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
問題山積だからこそ、日本にはチャンスがいっぱい!さらば悲観論。20年後に明るい未来を迎えるための必読書。ロングセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、2040年のメガトレンドと成長ビジネス。
<内容:アマゾン商品説明より> 「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人 (著)
ノンフィクション書評サイト〈HONZ〉いち押しの150冊――『理系の子』『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『さいごの色街 飛田』『ナチスのキッチン』『河北新報のいちばん長い日』『地球全史』『神は数学者か?』『スパイス、爆薬、医薬品』『江戸時代の天皇』『未来国家ブータン』などを網羅。これ一冊で《現代》がわかる!
<内容:アマゾン商品説明より> 「ノンフィクションはこれを読め! – HONZが選んだ150冊」(中央公論新社)成毛眞 (著)