今回は、物事を見極める眼を状況で使い分ける話が印象に残りました。4冊に共通していたのは、世界を知り、より良く生きる方法の追求、かな。
読書会のあとで30分ほど、りんさんに教えてもらって「みんなで本をもちよって ~Bring Your Own Book~」というゲームをしました。お題に合わせて、自分が選んだ本から、ピッタリのフレーズを探す、というもの。難しかったけど、探しているはものすごく意識が集中する感覚になるので面白かったです。
それぞれの本の3つのキーワード
あらためて皆さまからご紹介いただいた本と、それぞれの本の3つのキーワードを共有します。
もんざ 「種の起源」(上) (光文社古典新訳文庫) ダーウィン (著), 渡辺 政隆 (翻訳)
・実験
・仮説
・科学的精神(宗教にねじ曲げられない真実を求める)
『種の起源』は専門家向けの学術書ではなく、一般読者向けに発表された本である。名のみ知られるばかりで、その内容については多くを語られることのなかったこの歴史的な書を、画期的に分かりやすい新訳で贈る。
「種の起源」(上) (光文社古典新訳文庫) ダーウィン (著), 渡辺 政隆 (翻訳) Amazon 製品情報より
にしやまさん「知らないと損する年金の真実」 – 2022年「新年金制度」対応 – (ワニブックスPLUS新書)大江 英樹 (著)
・年金不安の正体
・年金は保険
・少子高齢化でも年金制度は崩壊しない
<年金受給者は誰も教えてくれない!!>
本書に興味をお持ちいただいた方の中には、年金に対して以下のようなイメージをお持ちの方が少なくないのではないでしょうか?
●年金財政は赤字
●若い世代は払うだけ損
●政府は年金を無駄遣いしている
●未納者が多いからそのうち破綻するこれ、すべて間違っています。
「知らないと損する年金の真実」 – 2022年「新年金制度」対応 – (ワニブックスPLUS新書)大江 英樹 (著) Amazon 製品情報より
りんさん「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」山口 周 (著) KADOKAWA
・問いの種類(WhatとHow)
・学びの種類(プロセスとアウトプット)
・過去の悲劇を繰り返さない
哲学というと「実世界では使えない教養」と捉えられてきたが、それは誤解。実際は、ビジネスパーソンが「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、重要な示唆をくれる学問である。本書では、“無知の知”“ロゴス・エトス・パトス”“悪の陳腐さ”“反脆弱性”など50のコンセプトを、ビジネスパーソン向けの新しい視点で解説。現役で活躍する経営コンサルだから書けた「哲学の使い方」がわかる1冊。
「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」山口 周 (著) KADOKAWA Amazon 製品情報より
よしざきさん「中国故事物語」後藤 基巳 (ほか編著)河出書房新社
・断機之戒(だんきのいましめ):孟子の母が、孟子が帰郷した時に「勉強を途中で投げ出すのは、機織り機の布を切るのと同じ。」と戒めた。
・盤根錯節(ばんこんさくせつ): 曲がった根っこや入り混じった節のこと。複雑な状況に遭遇して初めてひとの実力が分かる。
・殷鑑不遠(いんかんとおからず):歴史は繰り返す。殷王朝も直前の夏王朝と同様に滅びた。
「臥薪嘗胆」「後生畏るべし」など中国に生まれ、日本人の心に生き続ける金言・名句等日常に役立つ言葉を掌編物語の形で語る
「中国故事物語」後藤 基巳 (ほか編著)河出書房新社 Amazon 製品情報より
読書会のあとで、もんざが得た疑問
1.何かを心から信じたことが私にはあるだろうか
2.疑うことと信じることのバランスをどうするか
参考&共有
読書会で話題になった情報&リンクをこちらで共有しますね。
みんなで本をもちよって ~Bring Your Own Book~
アークライト ito (イト) (2-10人用 30分 8才以上向け) ボードゲーム
知らないと損する 年金の真実(11/14(日) オンラインセミナー)
Buddhism and Modern Psychology by Princeton University(無料オンライン講座)
第124回ZOOMで読書会(2021年11月)
来月は11月27日(土)です。ご都合がよろしければ、ご参加いただけるとうれしいです。
目的:2021年10月~11月に読んだ本を1冊共有する
日時:2021年11月27日(土)AM8:00-9:30(JST)
場所:ZOOMオンラインミーティングルーム