読書会(勉強会)カウントダウンコラムZoom読書会

能力平等観と序列偏重の組み合わせ

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読書会(勉強会)
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第128回のZOOM読書会まで、あと11日。無防備な姿に癒されたもんざです。
オープンカフェのイスの上で、猫が仰向けで寝ていました。その恰好ったら、まるで人間みたいで、両手と両足を広げて、人目もはばからず、全力でくつろいでるんです。たぶん、ノラ猫だと思うんですけどねぇ。

びっくりさせると可哀そうだから、驚かさないように、でも写真が撮りたかったので、ちょっと離れたところから、拡大して盗撮しました。何が彼(彼女?)をそこまでリラックスさせたのか。。。画像を見ると、ついフフッと笑ってしまいます。

「タテ」と「ヨコ」の意味

さて、今月、私がご紹介する予定の「タテ社会の人間関係」ですが、この本を読み進めるにあたって、「タテ」と「ヨコ」が何を意味するのかを理解しておく必要があります。

  • 「タテ」例:親子、上役・部下=親分・子分、官僚組織をイメージ(場による集団の孤立性が特徴。長所:集団成員を簡単に増やせる、集団と集団を結び付ける作用を持つ、短所:同類集団が孤立する)
  • 「ヨコ」例:兄弟姉妹=カースト、階級的なイメージ(長所:同類集団のネットワークを持ちやすい、短所:集団の発展が困難)

日本は極端に「タテ」が強いそうですが、だいたいは、「タテ」と「ヨコ」がミックスされている感じみたい。こういうモノサシをひとつ持っているだけで、異文化理解が進みますね。

伝統的に日本人は「働き者」とか「なまけ者」というように、個人の努力差には注目するが、「誰でもやればできるんだ」という能力平等観が非常に根強く存在している。(中略)日本において、民主主義・社会主義がしばしば混乱を招く一つの原因は、社会主義の国々においてさえ認められている能力差すら認めようとしない点にあるといえよう。この能力平等観にたてばたつほど、その結果として序列偏重に片よらざるをえない

3章「タテ」組織による序列の発達 1.構造分析のカギ「タテ」「ヨコ」の関係 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)

この、能力平等観が日本に根付いたきっかけって何なんでしょうね。序列偏重だから、能力平等観が発達したのか、それとも別の何かがあるのか。宗教的なものかな?

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ (主催者)  「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
  2. Yoko3さん(紹介本を検討中)
  3. にしやまさん「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人  (著)

共有予定の本

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日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。「単一社会の理論」によりその本質をとらえロングセラーを続ける。(講談社現代新書)

<内容:アマゾン商品説明より> 「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書) 中根千枝 (著)
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問題山積だからこそ、日本にはチャンスがいっぱい!さらば悲観論。20年後に明るい未来を迎えるための必読書。ロングセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、2040年のメガトレンドと成長ビジネス。

<内容:アマゾン商品説明より> 「おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス」 (日本経済新聞出版) 藤野英人  (著)
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