本をすっかり読まなくなった、という知人の呟きに考えさせられたもんざです。
彼いわく、「文字を読むことは、忙しい自分には時間効率が悪い。文字媒体での情報収集を減らして、動画や音声経由での情報収集に移行することを検討中」とのことでした。
近視眼的じゃない?
たしかに、数日かけて読んだ本が、外れだったらショックです。
でも、最近すごく思んです。
物事は、想像以上に複雑に絡み合っているんですよね。
で、自分が考える効率的なこと、というのは、中長期的な視点で考えると、実は超近視眼的だったりするんじゃないか、ということ。
読書と筋トレ
たぶん、人にもよるんでしょうけれど。
例えば、ランチ。デスクワークの場合、一日中PCの前に座っているわけです。お弁当を持ってきたり、誰かに買いに行ってもらったら、自分は一歩もオフィスから出なくていいし、消費カロリーを節約できて効率的。動く必要がありません。でも使わない自分の筋肉はひっそりと衰えていきます。
読書も、脳を鍛える筋トレみたいなものかな、って私は思ってるんですよね。
柔らかいものばかり食べていると噛む力や咀嚼する能力が、知らないうちにどんどん衰えてしまうように、すぅーっと摂取できる情報って口当たりはいいけれど、その代わりに気づかず自分が失っているものも何かしらある気がします。
読みたい本の見つけ方
私は、自分が尊敬する作家や、読書家の友人が良かったと奨める本を読むように努力したり、アマゾンで面白そうな本を探したりしていますが、実のところ、読書量は多くありません。でも、まぁ、それが私の器だし、量より質で、自分が楽しかったら良いかな、と思っています。読書の目的は人それぞれですが、信頼できる人が奨めてくれる本は、あんまりハズレません。
昨年1年、kindleアンリミテッド(月額980円)を契約していましたが、そこそこモトは取れたと思うので、今年も継続することに。年始だからか、年間契約すると2,280円お得になるキャンペーンもあったので、申込をしました。(1ヶ月980円(年間11,760円)→9,480円)
2022年も良い本との出会いがありますように。