6. やってみよう Lifestyle8. Trial&Error

不快な言葉を分析し対応を検討する①

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6. やってみよう Lifestyle
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知人(Aさん)から、ある相談を受けました。「LINEで文章のやり取りをしていたが、返信されてきた文章に傷ついた」「どんな返事をしたら良かったのだろう?」と悩んでいたので、どんな内容だったの?と詳しく聞いてみたところ、こんな文章だったそうです。

サンプル

何を勝手に想像膨らませて考えてるのか分かりませんが、、、自分のペースに人を巻き込むのは止めてください。

一緒にプロジェクトを動かしていて、問題を解決するための方法を提案したつもりが、状況を理解していると思っていた相手から、このような返信があり、かなりショックを受けたとか。

会話(LINEでの文章)

Aさん:〇〇さんにも、▲▲の件で相談していきましょう。(■■制度を利用する可能性も含めて)
Bさん:■■制度の利用には絶対に反対
Aさん:あくまで可能性の話だから
Bさん: 可能性でもないです。〇〇さんにも、 ▲▲の件で相談することはないです。何を勝手に想像膨らませて考えてるのか分かりませんが、、、自分のペースに人を巻き込むのは止めてください。

Bさんは、Aさんの提案に納得がいかなかったのでしょう。しかし、全く論理的に反論できていないうえに、相手の感情を逆なでする表現を使用しています。これでは建設的に話し合うことは難しいかもしれません。

・反対する理由が明確ではない(「絶対に反対」と断言)
・Aさんが想定している内容を確認せず思い込みで否定(勝手に想像を膨らませて?)
・脈絡がない文章で意味が不明(自分のペースに人を巻き込む?)

Bさんは感情的になりやすいタイプなのかもしれませんね。そのような場合は、文章でやりとりするよりも、できれば対面で話した方が誤解が少なく、趣旨が伝わりやすい気がします。以下のような形で、直接話しましょう、という流れで決着させると、コミュニケーションの溝が深まるのを防止できるかもしれません。

会話 (LINEでの文章)

Aさん:〇〇さんにも、▲▲の件で相談していきましょう。(■■制度を利用する可能性も含めて)
Bさん:■■制度の利用には絶対に反対
Aさん:あくまで可能性の話だから
Bさん: 可能性でもないです。〇〇さんにも、 ▲▲の件で相談することはないです。何を勝手に想像膨らませて考えてるのか分かりませんが、、、自分のペースに人を巻き込むのは止めてください。
Aさん:なにか誤解があるようだから、この件については日を改めて直接話しませんか

文章でのコミュニケーションは難しいですね。ネット上でのソーシャルコミュニケーションが一般的になり簡単に情報や意見が交換できる便利な時代になりました。しかし、それは言葉の使い方ひとつで、簡単に人間関係がギクシャクする可能性もはらんでいます。相手の感情に配慮した丁寧な言葉遣いと文章表現を心がけるだけでも、トラブルを未然に防ぐことは可能でしょう。

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