ようやく声を出して笑えるようになった。自分の身体が、こんなに自分の言うことを聞いてくれないのは久しぶりのことで、本当にいつ何があるか、予測なんて出来ないんだな、という気持ちになっている。
雨季に入って、雨がしばらく降り続いていたことも引き金になったのかもしれないけれど、結局のところ、体調不良の原因は分からない。食当たりでもないし、風邪でもないし、最も恐れたのは母と同じ甲状腺異常だけれども、症状から考えると当てはまらない。
何よりも眠ることを最優先させるしかない10日間だった。けれど、必要最低限のことだけは、何とか身体が動いてくれたから、これはこれで良い経験ができたのかもしれない。というのも、ずっと睡眠時間を増やしたかったのに、まったく実行できていなかったから。4~6時間の睡眠時間でも、やっていける、という傲りが、結局のところ、身体にダメージを蓄積していた可能性も否定できない。
身体の不調も辛かったけれど、精神的な落ち込みも想像以上に辛く感じた。普段はびっくりするほど能天気で、深呼吸して筋トレして何か美味しいものでも食べれば幸福感を味わえるだけに、食欲の無さと無気力がもたらす精神的疲労感は、正直これが続くと働けなくなるんじゃないか、とゾッとさせられた。でも、その恐怖は父母が老化に伴って感じているであろう不自由さへの共感を自分にもたらしてくれてもいる。この共感を得られたことは非常に有益だと思う。
さて。また同じ状態に陥ったら、今回やったことが役に立つかもしれないので、記憶を整理して、備忘記録を残しておく。
- 普段から小さな運動習慣を毎日継続しておく(深呼吸すること)
- 日々の小さな目標を持つ
- 果物を常備する(バナナ、りんごなど)
- 人と毎日話す習慣をつくる
- できるだけ症状を記録する
- 心を元気にしてくれる音楽を用意しておく
- 常に優先順位を意識する
一番難しかったのは5番目。体調が悪いと何にも考えられなくなるし、症状を言語化することも苦痛を伴う。でも、先々のことを考えると、これは絶対にやっておいたほうがいい。
さて、喉元過ぎて熱さを忘れてしまわないうちに、他にもできることを実行しておこう。それはまた、そのうちブログに書き留めておく、かもしれない。