サン・テグジュペリが1943年に発表した “Le Petit Prince”、邦題「星の王子さま」をテーマに7月25日に読書会を4名で開催しました。maruさん、アサハラさん、小林さん、ご参加ありがとうございました。うっかり写真を撮り忘れるくらい楽しくおしゃべりし、時間も少しオーバーしてごめんなさい。
maruさんが作品と作者の理解を深めるプレゼンを最初にしてくださったおかげで、皆さん得るものが多かった気がします。
Meetup没後77年サン・テグジュペリ/星の王子さま読書会
自分の経験を重ね合わせる
各自が最も印象に残っている場面について語ったあとに、自由に意見交換をしました。話題になったのは以下のような内容でした。
- 過去でもなく未来でもなく、今を生きること
- お金で人の価値は決まらないし、計れないこと
- 出会いと別れのくり返しから学ぶこと
- 死とは何かを考えること
- 大切なものは目に見えないと知ること
- ありのままに相手を見て、ありのままの自分でいること
長く世界各国で読み継がれる大人の寓話の魅力を、少人数でのんびりと語り合いました。
小林さんが、他者からの評価が気になって逡巡する気持ちを共有してくださって、私は自分の若い頃を思い出しました。アサハラさんは、最初はただのフェアリーテイルだと思っていたけれど読んだら、ただの子ども向けじゃないぞと気づいたと仰っていましたね。
「星の王子様」は、登場人物が男の子で、シンプルな言葉で書かれていて、子どもにも筋書きは理解できる物語。だけど、内容は、友情、愛情、仕事、幸福、どのように生きるか、などを深く考えさせられるもの。実は、人生経験が豊かなほど、解釈が広がる本でもあります。(10年前に読んだ時には、深く考えずに読んだが、今読むと非常に心に響くものがある、という意見もでました。)
皆で語り合うための読書会には、ぴったりの本でした。
ブッククラブガイド
(The Best Notes)Free Summary of The Little Prince by Antoine de Saint-Exupéry