久々に、むかしの自分の失敗を思い出して懐かしくなっていた、もんざです。
日経ビジネスオンラインに面白い連載があり愛読しています。読者のお悩みに答えるタイプの連載って、なぜこんなに魅力的なんでしょう。どこの新聞社も似たような企画を継続しているから、きっと私だけじゃなく万人受けするのでしょうね。
失敗の泥沼
私が読んだ記事は、こちら。新人のミスを確実に減らす、ただ1つの習慣
この事例は専業主婦からフルタイムの仕事に転職して、分かっているのに同じミスを繰り返してしまう、というお悩みでした。私は40代で全く異業種に転職し、この事例の方と同じ苦しみを味わったんですよね。今では非常に貴重な経験をしたと思っています。でも当時は自分でも、なぜ分かっているのに同じ失敗をするのか謎でした。
その時は友人の助けで何とか悩みから抜け出せたのです。失敗の泥沼にハマっている当事者は客観的に状況を分析しづらいもの。新聞のお悩み相談でも、なんでもいいから、誰かの助けは重要だな、と思いますね。
現代の文脈に生かす
さて、今月の読書会で、私は「失敗の本質」を参加者と共有したいと思っています。
この本から私たちは、大東亜戦争の失敗の実態を知ることができます。
失敗から教訓を学ぶことで、同じ過ちをくり返さない、って頭では分かっています。
でも、言うは易く行うは難し。
長年、読みたいなと思いつつ、なかなか手が出せずにいましたが、ようやく重い腰をあげました。全部で3章なのですが、第1章が失敗した各作戦の分析なので、比重がもっとも重く感じます。
本書は、なぜ敗けたのかという問題意識を共有しながら(中略)敗北を決定づけた各作戦での失敗、すなわち「戦い方」の失敗を扱おうとするものである。(中略)本書のねらいは、これまでの戦史研究の成果を参照しつつ、それを現代の文脈に生かすことにある。(中略)これを、現代の組織にとっての教訓、あるいは、反面教師として活用することが、本書の最も大きなねらいである
「失敗の本質」戸部 良一 ほか (著) ダイアモンド社 (本書のねらい)
まだ1章の途中までしか読んでないのですが、これ、普通に中学とか高校の歴史で教わっても良かったんじゃないの、って思ったりします。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(4名)
- もんざ (主催者)「失敗の本質」戸部 良一 ほか (著) ダイアモンド社
- maruさん「一杯の紅茶の世界史」磯淵猛 (著) 文春新書
- にしやまさん「コロナ後を生き抜く 通説に惑わされない投資と思考法」馬渕治好(著)金融財政事情研究会(刊)
- 小林さん「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン(著)かんき出版