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資本主義の発達は極限に達しているのか

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なんで驚かれるんだろうな、と思ったもんざです。初めて行ったカフェで友人とお茶していました。英語で会話していたのですが、話の流れで思わず、日本語がポロっとでてしまいました。

すると、たまたま通りかかった店員さんが、「あなたは日本人ですか?」と流暢な日本語で私に質問してきました。そうですよ、と答えると、とても驚いた様子でした。でもそれ以上は何も言わずに、お仕事に戻られて、私達もそのまま元の会話を続けてました。

店員さんは見た目は男性でした。でも、身のこなしからドラァグクイーンっぽい雰囲気が。かつて日本でお仕事をされていたのかもしれません。そういえば、先日も、1年ぶりにオンライン英会話の先生に会ったら、日本人っぽくなくなったね、と言われました。ネガティブな感じではなかったので、いちおう、ありがとう、とお礼を伝えたのですが、どういうことなんでしょうね?

フィリピン人は日本人にどういうイメージを持っているのか?そういえばじっくり聞いてみたことがなかったことに気づきました。(日本が植民地として侵略した歴史を振り返ると、ネガティブでも仕方ないところですが、直接聞いても、そういうことは思っていても言わないですよね、たぶん)

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さて、今月、私がみなさんと共有したいのは、こちらです。 「帝国主義論」 (光文社古典新訳文庫) Kindle版 レーニン (著), 角田 安正 (翻訳) 

今回は、第1章「生産の集中化と独占の出現」から、私がドキッとした部分を引用します。

資本主義の発達は極限に達している。すなわち、商品生産は依然として「支配的」な立場にあって経済全体の基盤と見なされているが、現実にはすでに破綻をきたし、主たる利益は、金融を操作する「天才ども」の手に渡っているのである。このような操作や詐欺行為を梃子として、生産は社会全体を動かすに至った。一方、そうした結果を招いたために人類は、飛躍的な進歩を遂げながら、その恩恵を投機家に吸いとられているのである

生産の集中化と独占の出現 「帝国主義論」 (光文社古典新訳文庫) Kindle版 レーニン (著), 角田 安正 (翻訳) 

先日、これから資本主義社会ってどうなっていくのかなぁと友人と話していたのです。ますます貧富の格差が拡大するだろう、という予測は成り立つわけですが、それ以上、思考が深まりませんでした。

でも、この本を読むと、過去の経緯を踏まえたうえで、自分がどのような社会を望むか、という点について考えを深められそう。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参考

レーニン【Vladimir Il’ich Lenin】
[1870~1924]ロシアの革命家・政治家。学生時代から革命運動に参加、流刑・亡命生活を経て、1917年、二月革命後帰国。ボリシェビキを率いて十月革命を成功させ、史上初の社会主義政権を樹立。人民委員会議長としてソビエト連邦の建設を指導した。また、マルクス主義を理論的に発展させ、その後の国際的革命運動に大きな影響を与えた。著「帝国主義論」「国家と革命」など。

“レーニン【Vladimir Il’ich Lenin】”, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-10-16)

マルクス‐しゅぎ【マルクス主義】
マルクスおよびエンゲルスによって確立された思想体系。弁証法的唯物論・史的唯物論・マルクス経済学・階級闘争論・社会主義の理論などからなる。資本主義の発展法則を解明して、生産力と生産関係の矛盾から社会主義へ移行するのは必然的な結果であるとし、その社会変革は労働者階級によって実現されると説く。マルキシズム。→科学的社会主義

“マルクス‐しゅぎ【マルクス主義】, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-10-16)

“かがくてき‐しゃかいしゅぎ【科学的社会主義】歴史・社会構造の科学的分析に基づいて、社会主義社会への移行は歴史的必然であると主張する、マルクス・エンゲルスの社会主義思想。→空想的社会主義

“かがくてき‐しゃかいしゅぎ【科学的社会主義】, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-10-16)

“くうそうてき‐しゃかいしゅぎ【空想的社会主義】《ドイツ utopischer Sozialismus》オーエン・サン=シモン・フーリエらの社会主義に、エンゲルスが与えた名称。科学的社会主義としてのマルクス主義に対するもので、資本主義のはらむ矛盾を直観的に指摘し未来社会の理想像を描いたが、歴史法則の科学的把握が足りず、その実現の方法を欠いた。ユートピア社会主義。→科学的社会主義

“くうそうてき‐しゃかいしゅぎ【空想的社会主義】, デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2022-10-16)

ホブソンは,富の再配分をくふうすれば帝国主義を回避できると考えたが,ホブソンの資本輸出論とR.ヒルファディングの〈金融資本〉概念を採用したV.I.レーニンは《帝国主義論》(1916)において,帝国主義を資本主義経済の到達した最高の発展段階(独占段階)であるとし,社会主義に道を譲るほかないものと主張した。レーニンによれば,帝国主義の特徴は商品生産が少数の巨大独占企業に集中化され,あわせて銀行の集中も進行する点にあり,これは資本主義経済の生産の無政府性を薄めてその組織化を導くかにみえるが,この組織化傾向は一時的なものにとどまり,帝国主義列強は世界市場の再分割を武力に訴えて強行せざるをえず,これが資本主義経済の崩壊の必然性を示しているというのである。

“帝国主義論”, 世界大百科事典, JapanKnowledge (参照 2022-10-16)より、レーニンに関する部分を一部抜粋

帝国主義 imperialism 英語、impérialisme フランス語、Imperialismus ドイツ語

帝国主義ということばはきわめて多義的に用いられる。広義かつ一般的には、その語源がローマ皇帝の支配する皇帝国家(インペリウムimperium)に由来することからも明らかなように、政治的、経済的、軍事的、さらには文化的な権力・権威をもってする他民族の領土や国家への侵略と支配、を意味する。近代では19世紀初めナポレオンによる皇帝国家実現の企てに関連して用いられ、ついで1870年代後半イギリスの植民地帝国の拡大強化をめぐる論争のなかで、領土膨張主義ないし植民地主義をさす政治上の用語として普及した。しかし、その後、20世紀への転換期を挟んで帝国主義は、近代資本主義の自由競争段階から独占と金融資本が支配的となる独占段階への移行転化を背景に、列強資本主義諸国による世界市場支配と植民地獲得をめぐる経済上の対立と紛争に関連して用いられるのが一般的な傾向となった。

“帝国主義”, 日本大百科全書(ニッポニカ),JapanKnowledge (参照 2022-10-16)より一部抜粋

参加予定(2名)

  1. もんざ 「帝国主義論」 (光文社古典新訳文庫) Kindle版 レーニン (著), 角田 安正 (翻訳) 
  2. にしやまさん「ファンに愛され、売れ続ける秘訣」和田 裕美  (著), 佐藤 尚之 (監修) かんき出版

共有予定の本

帝国主義論 (光文社古典新訳文庫)
自由主義から集中、独占へ、そして世界再分割としての列強間戦争の勃発――急速&...

自由主義から集中、独占へ、そして世界再分割としての列強間戦争の勃発――急速な発達を遂げ、帝国主義という新しい段階に到達した資本主義の実態を、産業界、金融界の動向から徹底的に分析。20世紀初頭の世界情勢を正確に描くことで、結果として今日のグローバル経済の矛盾、資本主義に忍び寄る危機を浮き彫りにした、レーニンの代表的論文。変貌を続ける資本主義をいまいちど理解するための必読書

<内容:アマゾン商品説明より>   「帝国主義論」 (光文社古典新訳文庫) Kindle版 レーニン (著), 角田 安正 (翻訳) 
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