1. Zoom読書会

読書感想

「水月」川端康成(1953)愛情とは何かを考える短編

1953年(昭和28年)に発表された川端康成の短編小説「水月」(すいげつ)を読みました。結婚2か月目から夫が寝たきりになり、その後、夫が死ぬまで看護をした京子の視点で描かれた物語です。(筑摩書房「現代日本文學大系 52」あるいは新潮社「川端...
6. やってみよう Lifestyle

絶対に正しいってホントに?(神曲 天国篇 第十九歌)

現在、ダンテの「神曲 天国篇」を読んでいます。今回は第十九歌を読んで「?」となった部分を深堀して考えてみました。それってごまかしてない?第十九歌でダンテの祖先カッチャグイダが神の正義は人智では計れない、人間の不十分な知恵では理解できないのだ...
1. Zoom読書会

第121回読書会終了 / 自分の価値観に沿ったリスクをとる

昨日ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。サイバーパンクSF、投資論、パンデミック小説、古典旅行記と、今回も面白いラインナップ!共通点は「自分の価値観に沿ったリスクをとれるか」という点かと思いました。それぞれの本の3つのキーワー...
9. 読書会(勉強会)

第121回の読書会は本日です/参加者4名

本日AM8時~9時半(JST)に第121回ZOOMで読書会を開催いたします。お時間になったら、事前にお知らせしたURLをクリックしミーティングルームにご入室ください。8月のご参加は私も含めて4名です。最初に、ご紹介本の表紙を見せていただき集...
読書感想

「象を撃つ」ジョージ・オーウェル(1936)支配者の苦悩を味わう短編

1936年(昭和9年)に発表されたジョージ・オーウェルの短編小説を読みました。インドで生まれた英国人オーウェルが33歳の時に発表したこの作品は、彼自身がビルマ(ミャンマー)の警察官となって、英国植民地の実態を経験したことが基礎になっているエ...
8. Trial&Error

「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹(1926)救いがなく物悲しい労働者を描いた短編

1926年(大正15年/昭和元年)に発表された葉山嘉樹の短編小説を読みました。ミステリー小説のような要素をもつ、やり場のない物悲しい気持ちになる物語です。(「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹著 ←青空文庫で無料で読めます)原作と翻訳の読み比べ...
読書感想

「西班牙犬の家」佐藤春夫(1916)愛犬との散歩が大好きな人の短編

1916年(大正5年)に発表された佐藤春夫の短編小説を読みました。愛犬フラテに連れられて、ちょっと不思議な場所を訪れる物語です。主人公と一緒に神秘的な場所に迷い込む体験ができるファンタジーで最後のオチは少しドキリとさせられます。(「西班牙犬...
読書感想

「秋山図」芥川龍之介(1921)絵画コレクターの心理を描いた短編

1921年(大正10年)に発表された芥川龍之介の短編小説を読みました。黄大癡(こうたいち)が描いた伝説の名画「秋山図」にまつわる不思議なお話。こちらのブログ(一生一石「秋山図」芥川龍之介の芸術観)の記述によると、惲寿平(うんじゅへい)という...
読書感想

「下町」林芙美子(1948)人生の喜怒哀楽を全部盛り込んだ短編

1948年(昭和23年)に発表された林芙美子の短編小説を読みました。戦後もシベリアに抑留されている夫を待ちながら幼い息子を抱えてお茶の行商をしながら暮らす30歳の女性おりよが主人公。辛く厳しい生活からの変化が見えてきたところで、思いがけない...
読書感想

Modern JAPANESE Short Stories/日本人作家25名の短編を英語で読む

近所の書店で面白そうな本を見つけて、つい購入してしまいました。「現代日本短編集」英語版 アイヴァン モリス (編集), Ivan Morris (編集)アマゾンで調べたら、kindle版はないみたい。全25人の日本人作家の短編が英語で読めま...
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