8.1. ふとした気づき8. Trial&Error

GCQあけまで11日 権力者にインセンティブを?

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8.1. ふとした気づき
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新しい技術を使って、部分の効率や幸福を実現するだけでなく、全体の効率や幸福につなげることって、本当に可能なのでしょうか。

ブロックチェーン・レボリューションを読み終わった瞬間は、なんとなく、明るい未来が待っているような気に一瞬なったけど、結局のところ、早急に結果を求めようとする人間の技術では、予測できないところに、何らかのしわ寄せがくるって気がするんですよね。

なぜ、その本を選んだのですか

ビットコインについて詳しく知りたくて、良い本を探していたところ、この本を勧めていただいた。kindleでサンプルをダウンロードして、目次を見たところ、この知識は持っておいたほうが、より未来を見通しやすいと思ったので。

関連で「暗号通貨VS国家」(坂井豊貴著)も読んでいたのですが、そちらに比べると「ブロックチェーン・レボリューション」のほうが、広く浅く軽めでした。

その本から何を得ましたか

未来を予測するための新しい視点。
今後の情報収集するためのアンテナの立て方。

とはいえ、実は、わたしが未来を予測できるようになるとは思っていません。何となく、この方向性は良くない感じがする、とか、こちらの方が良さそうだ、という感覚が得られたらいいかな、というくらい。

ブロックチェーンや暗号通貨など、よく知りもせず、胡散臭いと思っていた自分を反省しています。自分の心と身体にゆとりがないと、新しいことに偏見を持たず、学んでみるというのは、なかなか簡単ではありません。

その本のキーワードを3つ教えてください

・個人の権利の尊重
・分散型資本主義
・新たな富の再分配方式

最も驚いたのは、ブロックチェーンが資本主義の課題を解決する手がかりを与えてくれそうだという点です。貧しい人に、豊かな人から富を分け与えるのではなく、貧しい人でも自ら稼げるしくみが社会に構築される、という点が画期的なんです。

豊かな人の富を税金として国家が預かって、分散させるというしくみだと、金持ちはインセンティブを感じにくいんですよね。倫理観だけでは、この問題は解決できないから、ここにインセンティブをもたらすしくみができたら、物事はガガガっと進んでいきそう。

欲望がテクノロジーを進化させて、社会を変えてきたっていうのが人間の歴史です。そこで部分の最適化をしないように設計することができたら、かなりいろんな弊害を防げるんじゃないでしょうか。なんか今はまだ思考がまとまらなくて、抽象的にしか書けないんで、我ながら信憑性と信頼性に欠けますね。

感想

ジム・ロジャーズは、暗号通貨の未来に悲観的みたいです。要するに国家は暴力を使えるから、暗号通貨を抹殺できる、っていうんですよね。

ジム・ロジャーズ「仮想通貨の価値はゼロになる」ビットコインをすすめない理由とは〈週刊朝日〉

確かにその可能性はあるでしょう。通貨は国家の専売特許ですからね。そして彼は暗号通貨じゃなくて、国家が管理する電子マネーが生き残るって言ってるんです。でも、なんか、ジム・ロジャースの考え方って、あまりにもステレオタイプで、予定調和しすぎて、つまんなくないですか。

彼が言うようにリアルな通貨そのものは、いずれなくなる気がします。でも、価値を交換するしくみとしての暗号通貨/仮想通貨は、ユーザーと開発者に支えられて生き残るでしょう。

いろいろな課題があるにせよ、ブロックチェーンのしくみは、透明性が高く、効率的で、安全性も高いため、現状に問題を抱えている人は、活用したいでしょう。

ただ、既得権益を持っている人たちに、どのくらいインセンティブをもたらすことができるか、それが成功の鍵になりそうな感じはします。

雑談

6/19(金)検疫体制が始まった3月から、午後8時~午前5時まで夜間外出禁止だった。それが18日から、私の住んでいる市では午後10時~午前5時までに変更されていたようだ。個人的には、その時間帯に外出することは、ほとんどないので問題ないのだけれど、飲食店や交通系などサービス業に従事する人たちには、重要でしょうね。とはいえ、例外規定もあり、ルールの運用はさほど厳しくなかったようだけれど。

告知検疫体制開始終予定実際の終了
3/6ECQ[1]3/174/125/15原則外出不可/各地で移動制限
4/7ECQ4/30*4/30まで延長された
4/24ECQ5/15*5/15まで延長された
5/13MECQ[2]5/165/315/31MECQに緩和
5/16一部規制緩和ショッピングモールの営業が開始
5/16GCQ[3]6/16/15GCQに緩和
6/16GCQ6/30*6/30まで延長された
6/16一部規制緩和店内の飲食許可(30%以下で)
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