先月、新たにチャレンジしたことがひとつありました。それは、毎月主催している読書会の参加費を寄付してもらうこと。何とか実践する方法が分かりました。
おととし(2018年)、友人から「あなたの読書会は有料でも良いと思う」とアドバイスを受けました。とてもありがたいご意見で、非常にうれしく「それじゃ、有料でやってみるね」と言ってはみたものの、昨年(2019年)は、やる気がでずに、そのタスクを放置していました。心理的な抵抗感もさることながら、実務面でも、迷いがあったのですよね。
東京でリアル開催していた時は、有料の会議室を予約していたので、参加者に費用を負担していただいていたのです。でも、ZOOMでオンライン読書会を開催するようになり、直接お金の受け渡しができないので、まぁ、たいした金額じゃないし、私の趣味だしなぁ、と、それほど深く考えていませんでした。
ところが、2020年になり、世界経済がパンデミックで縮小するなか、オンラインのイベントは、かつてないほどの広がりを見せていて、自分自身も、オンラインの有料イベントにいくつも参加する中で、徐々に、参加者からお金をいただく点について、心理的なハードルが下がりました。
正直なところ、一番のきっかけは、きっとMeetupからのお申し込みはないだろうな、と思って、初めてmeetupで掲載しているイベントを有料にしてみたら、なんと無料のときより、お申込みが入ったことでした。なぜ?と不思議に思いつつ、そこが自分のマインドセットが変わった瞬間だったと思います。
meetupからお申込みいただいた方を除いて、そのほかの参加者へ参加費の寄付について個別にメッセージを送ったところ、みなさん、快く了解していいただけたので、これもまた、うれしかったのですが、とても驚きました。
たぶん、内容に満足していただけたから、そのお気持ちをいただけたのだ、と理解しました。私は読書会を2011年8月から毎月開催しているわけですが、本好きな人たちと、こうして、ゆるく繋がっていけるのは本当にありがたいことだと感謝しています。
Paypal.me
どうやって寄付をお願いするか、悩んでいた点はPaypalで解決できました。Paypal.meを使用することで、想像以上にストレスなく、参加者へ依頼をすることができました。
Paypalは、誰でも簡単に利用できる決済システムです。オンラインでのショッピングで使っている方も多いと思いますが、私のように個人でも集金することが可能です。
以前、このブログのロゴをCanvaで作成したのですが、それをPaypal.meでも使ってみました。我ながら、かなりステキな仕上がりになったので、気に入っています。(Canvaは無料プランでも機能が充実しているので、おすすめ。自分好みのロゴ、バナーが簡単に作れます)
必要な経費
現在、読書会の運営にかかっているコストは、いったいどのくらいなのか、この機会に整理しておきます。
・ZOOMプロ(有料プラン)1か月 USD14.99
(2019年12月~2020年2月の3ヶ月はお試し半額で$7.49でした)
(1回の会議への参加人数は100名まで)
・Meetup(オーガナイザー会員)6か月ベーシックプラン USD18
(メンバー50人、オーガナイザー4人まで制限)
ZOOMは年間$180、Meetupは年間$36、合計で$216ですね。
1ドル110円で換算し23,760円とすると、参加者1人につき、500円寄付してもらう場合、約48名が必要です。
毎月定員は私も含めて6名に設定しているため、毎月満席なら10ヶ月で黒字になる計算ですね。でも、毎月満席にはならないし、寄付だから、みんなが払ってくれるとは限りませんけれど。
KPI
これまで、読書会の運営について、自分のなかで何か特別な取り決めをしているわけではなく、常連さんもいるし、なんとなく、流れで毎月開催してきました。ただ、ちょっと新しいことを始めたので、KPI(Key Performance Indicator)も設定してみようかな。設定しておくと、年次のふりかえりがラクなのですよね。
年間で48名に寄付していただき、黒字を目指して読書会を運営することをKPIとして設定します。(2020年4月から2021年3月まで)
これからも、ゆるっと継続していきます。
**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。
マニラのECQあけまで、のこり5日!のはずだったが、5月15日(金)まで延長が決定した。(4月24日発表)
5月3日現在ECQ48日目。のこり9日。