デジタル化の3フェーズがよく分からなかったもんざです。
Slackの共同創業者で2019年に老舗メディアFortune誌の40 Under 40(ビジネスで影響力があった40歳以下の若者40人を毎年選定)に選出されたというヘンダーソン(Cal Henderson)さんと、さくらインターネット創業社長である田中邦裕さんの対談を読みました。(もともとは、ビジネスインサイダー主催で1月末に東京で開催された有料イベントのひとつだったらしい)
おふたりの困難な時期の乗り越え方、「諦めるな」「失敗から学べ」「早めに失敗しろ」ってところは、ほかの著名人からもよく聞くんですけど、田中さんの「失敗には再現性があるけど、成功にはない」っていうフレーズには心を奪われましたよ。(田中さんは、ほかの人の成功事例を真似ても自分は同じ成功はできない、という意味で使われていました)
ちょっと「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」(「アンナ・カレーニナ」トルストイ)に似てません?似てない?
それとは別に、デジタル化の3フェーズってところで、引っかかっちゃいました。
4年前(2016)から田中さんは自社にSlackを導入したのですが、メールからSlackに変わるのは、デジタイゼーションからデジタライゼーションに変わるということなんですって。
・デジタイゼーション digitaization
・デジタライゼーション digitalization
・デジタルトランスフォーメーション digital transformation
うーむ。違いがまったく分かりません。
参考になりそうな記事を見つけたので、これから読む予定です。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
(1)は22日のZOOM読書会用で、(2)は29日の純文学読書会用です。
(1)「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著)
「人間は死んだら、どうなるのかな。これは洋の東西、歴史の古今を問わず、人間が等しく考える一大関心事である。(中略)現世と比定できるもう一つの世界を考案するケースも多い。宗教はこれに傾く。(中略)死後の世界に踏み込む旅も、人間の関心を集めてやまないテーマである。この心理に対して、もっとも本格的に取り組んだのがダンテ=アリギエーリの<神曲>であった、と評しても言いすぎではあるまい」
「やさしいダンテ 神曲」阿刀田高 (著) (最終話 薔薇の円形劇場へ)
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、そのほかの宗教でも、死後の世界が想定されているってのは面白いですよね。宗教は人間の悩みや苦しみを和らげるために、人類が自らが作り出した薬みたいなものじゃないかと私は思っています。上手に使えば役に立つけど、下手に使うと毒にもなるってところも、お薬みたいじゃないですか。
(2)Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman (著)
“If we think a baseball pitcher is handsome and athletic, for example, we are likely to rate him better at throwing the ball, too. Halos can also be negative: if we think a player is ugly, we will probably underrate his athletic ability.”
Thinking, Fast and Slow (English Edition) Kindle版Daniel Kahneman (著) (Part3. Overconfidence Ch19. Illusion of Understanding)
ここの引用も印象的でした。「ヒトラーが犬好きで子ども好きだった」という事実が、それを何度聞いたとしても、私たちに衝撃を与えるのは、「good people do only good things and bad people are all bad」という偏見と思い込みから、私たちの脳が逃れられない、という事実を示しています。私は、性格がちょっとひねくれているので、かえって見た目が美しい人たちを警戒しちゃうんですけど、にこやかな人や親しみやすい雰囲気を持っている人に対しては警戒度が下がって、いい人に違いないって、思ったりしますね。
自分自身のことを分析すると、良いところも、ひどいところも合わせ持っているのだから、他の人間だって同じようなもので、まったく良い人やすべてにおいて悪い人なんていないだろうと、ちょっと冷静に考えれば分かりそうなものですが、そうできないのは、脳のしくみによるものなんですね。。。
■現在の参加予定
(1)は22日のZOOM読書会で、(2)は29日の純文学読書会です。
(1)22日の参加者(2名)
1.もんざ
2.ぽておさん
(2)29日の参加者(7名:満席)
1.もんざ
2.りんさん
3.じょあんなさん
4.ぽておさん
5.にしやまさん
6.masatakaさん
7.とろみさん
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。