はやく研究が進んで欲しいなと思うもんざです。
1万2千人を対象にした調査で更年期前の女性がロングコロナ(コロナ後遺症)になる確率が男性よりも高いことが分かったという記事を読みました。
[Women have a higher risk for long covid. Estrogen may play a role. – The Washington Post](https://www.washingtonpost.com/wellness/2025/02/20/women-long-covid-higher-risk-estrogen/)
[LONG COVID について知っておくべきこと – COVID-19 から回復した後 | Bangkok Hospital](https://www.bangkokhospital.com/ja/content/long-covid)
[新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A|厚生労働省](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kouisyou_qa.html)
女性の場合は、エストロゲンが影響しており、テストステロンを投与することで改善する例も見られたとか。
男性と女性では、治療方法も異なってくるそうです。
もっと研究が進んで、年代や性別別による治療方法がはやく確立されますように。
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もんざの進捗報告
今月みなさんと共有するのは、こちらです。「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
今回は、1946年夏に「ガングレル」に掲載された「なぜ書くか」から印象に残ったところを共有します。
引用「作家がとりあげる主題は彼が生きている時代によって決定されるーすくなくとも現代のような騒乱と革命の時代にはそう言ってよいーしかし、作家はそもそも物を書くようになる以前に、すくなくとも多少は一生ついてまわる感情的な姿勢を身につけるはずである」
引用「生活費をかせぐ必要を別にすれば、物を書くにはーすくなくともそれが散文の場合ー大きくわけて四つの動機があると思う」
1・純然たるエゴイズム
2・美への情熱
3・歴史的衝動
4・政治的目的
オーウェルは、本質的には1-3の性質が強かったのに、戦時下に生まれたがために、いやおうなしに4の目的で執筆したものが多くなってしまったのだ、と残念そうに書いています。
とはいえ、彼が命を削って生み出した「動物農場」や「1984」という物語の持つ力は、そのメッセージ性の強さにおいてこそ、現代においても力を持ち続けているのだと思います。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加予定者(5名)
- もんざ「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
- Treeさん「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb
- じょあんなさん「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo
- にしやまさん「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll
- ミッツさん「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 (集英社新書)三宅香帆 (著) https://amzn.to/4hK5t9W
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共有予定の本
鋭利で辛辣、政治一辺倒――そんなオーウェルのイメージは本書を読めば心地よく裏切られる「人間はぬくもりと、交際と、余暇と、慰安と、安全を必要とするのである」自然に親しむ心を、困窮生活の悲哀を、暖炉の火やイギリス的な食べ物、失われゆく庶民的なことごとへの愛着を記して、作家の意外な素顔を映す上質の随筆集
「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
生産性を高める新しい機械や生産方法は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反している。中世ヨーロッパにおける農法の改良は飛躍的な増産を実現したが、当時の人口の大半を占める農民にはほとんどなんの利益ももたらさなかった。船舶設計の進歩による大洋横断貿易で巨万の富を手にする者がいた一方で、数百万人もの奴隷がアフリカから輸出されていた。産業革命にともなう工場制度の導入で労働時間は延びたにもかかわらず、労働者の収入は約100年間上がらなかった。なぜこのようなことが起きるのか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する。
「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb
つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない.著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて,学力の基盤となることばの知識,数・形の概念理解,推論能力を測るテストを開発.その理念と内容,実施結果を紹介し,それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する.
「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo
ハーバード大学医学部准教授の著者(小児精神科医/脳神経科学者)による、”今よりもきっと楽に生きられる思考法”「リアプレイザル(Reappraisal)」の解説書。本書で解説する「リアプレイザル(Reappraisal)」は、科学的根拠のある心理療法である「認知行動療法」の中の対処法の一つです。それは「嫌な感情を覚えた際に、それをできるだけよい感情に変えていく」方法です。不安・恐怖・緊張・焦燥など、さまざまな感情のコントロールに有効であることが多くの研究からわかっています。
「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」 (集英社新書)三宅香帆 (著) https://amzn.to/4hK5t9W
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
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