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1年越しで念願のムササビを見た話

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鮎の塩焼き
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2018年10月に神田のスポーツ用品店で、御岳ビジターセンター「ムササビ観察会」のチラシを見つけ、「うわー。これ、行きたいな」と申込みをしたことがありました。運よく、抽選に当選したものの、海外で働くことになり、泣く泣くキャンセルしたのですが、心残りだったのです。

この話を登山ガイドの資格をもつ友人にしたところ、じゃ、一緒に見に行こう、ということになり、一時帰国する2019年11月に御岳山に連れて行っていただけました!なんと、ありがたいことでしょうか。

心残りだったとはいえ、絶対に私ひとりでは、行動できなかったでしょう。
私の帰国のタイミングに合わせて、御岳山の宿坊を予約してもらって、一泊二日で御岳山をハイキングして、念願のムササビ観察もできました。

御岳山(東京都青梅市)は、高尾山(東京都八王子市)よりも観光客が少なくそれほど混雑していないそうです。
東京駅を9時過ぎに出発してもお昼には御岳ビジターセンターに到着できましたよ。(交通費は片道2000円弱)

平均勾配22度のケーブルカーで滝本駅から御岳山駅まで移動するのですが、この眺めも見どころでした。
ムササビの情報をゲットするには、まずはビジターセンターへ!という友人の助言に従っていったのですが、大正解。

巣箱の位置と、観察に適した時間帯など、マップを使って、丁寧に教えていただけました。
1日目は、夕方日没後30分がムササビ観察のタイミングということで、明るいうちに、巣箱を確認し、御岳山荘にチェックインして、まったりしながら日暮れを待っていました。山荘で懐中電灯を借りて、防寒対策もバッチリして、暗くなってきたので、巣箱を目指して出発。(ほんとに事前に場所を確認しておいて大正解でした。暗くなると全然見えないです)

ホントに、この巣箱の中にムササビさんがいるのかなーー、と不安になりつつ、それでも根気よく待っていました。
「あ、目が光ったよ。いる!巣箱のなかにいる!」
幸運にも、最初に目を付けていた場所でムササビが巣箱から飛び出す瞬間をみることができました。あんな小さい巣箱に2匹も入っていたとは。

教訓:ムササビ観察は、できればヘッドライトの持参がおすすめ。
夜間の観察なので、自分の眼の近くの位置にライトがないと、動いているのがよく見えないという残念なことに。。。
(ムササビ観察のポイントなどを紹介されているサイトや本などでも予習できます)

じっと観察していたのですっかり身体が冷え切ってしまいましたが、山荘に戻って、大きなお風呂につかって温まり、美味しい会席料理をいただいて、すっかり幸せな気持ちになりました。

2日目も、朝から良いお天気。小鳥のさえずりを聴きながら朝風呂。最高すぎる。純和風の朝食で、うれしくてご飯をおかわりしちゃいました。
爽やかな秋晴れのなか、御岳神社にお参りして、友人おすすめのロックガーデンをハイキング。私は登山靴ではなく、ふつうのスニーカーでしたが、山道でアップダウンはあるものの、しっかりと整備されているので、まったく支障ありませんでした。
(台風19号の影響で残念ながら七代の滝への道は閉鎖されていました)

外国人の旅行者も多く見かけたのですが、たしかに、ここなら東京の自然を気軽に楽しめます。
東京のおすすめスポットを聞かれたら、ハイキングや自然が好きな人には、ここを薦めようと思います。

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