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映画「The Day Will Come」(その日がくる)

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ふりかえり
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「The Day Will Come」(その日がくる)というデンマーク映画を見たので、感想を記録しておきます。(2019年10月12日のデンマーク映画祭で)

DIRECTER TITLEYEARGENRETIMESCORE(IMDb)
Jasper W. Nielsen The Day Will Come 2016Drama 2:427.2

こちらは、1960年代のデンマークで実際に起こった孤児院での虐待事件を基に制作された作品です。1969年7月にNASAのアポロ11号が月面着陸するニュースが、この映画のひとつの伏線になっています。

母子家庭で育った2人の兄エリック(14歳くらい)と弟エルマー(9歳くらい)が、母の入院をきっかけに、孤児院のような寄宿学校に入れられ、虐待を受けながらもサバイバルする物語。少年たちが大人の男性に殴られるなど暴力的な場面がかなりあるので、痛々しく、会場客席から女性の悲鳴が聞こえたりしました。

それでも結末がハッピーエンドなので救いがあります。理不尽な逆境でどのように生き抜くか、夢や憧れを持つことの意味、他人の心を動かす言動とは何か、なぜ人は自分の欲望に囚われて善悪の判断ができなくなってしまうのか、などを考えさせられる映画でした。

ストーリー展開上で避けられない児童虐待の暴力的な表現があることを除けば、宗教や文化のちがいなどの表現で難しいところはないので、日本人にも理解しやすく、受け入れられる内容だと思います。

X
映像やアングルは平凡。
弟が宇宙飛行士を模して飛ぶ場面は演出が稚拙。
レコードを使った演出の必然性がイマイチ分からない。
O
兄弟が寄宿学校を去る前の場面は非常に印象的。
俳優の演技は子役も含めて素晴らしい。

Der kommer en dag (2016) ⭐ 7.9 | Drama
1h 59m | PG12
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