人口問題について、もう少し語れる言葉を増やさなきゃ、と思うもんざです。
ジャマイカ人、フィリピン人、インドネシア人、英国人、日本人という顔ぶれで話していたときのことです。
フィリピン人がジャマイカ人に「ジャマイカとフィリピンではどちらのほうが発展していると思うか」という質問をしました。彼は、ものによるけど、と言って、いろいろ説明し、最終的に人口問題に行き着いたんですよね。
この五カ国で二カ国(英国と日本)は高齢化と人口減少が課題だけれど、そのほかの国は、まだ人口増加の途中段階なんですよね。
だから、貧困対策や教育レベルの課題解決が必要なんだけど、そこには宗教の問題も絡んできて、もともと英国の植民地だったジャマイカではカソリックが多く、出産制限(リプロダクティブヘルスライツ)がタブー視されることが、課題解決を難しくしているんじゃないか、というのが彼の意見でした(たぶん)
それを聞いて英国人は、うちは若年人口の減少と高齢者の増加に伴う年金が問題なんだ、日本も同じだよね?みたいに、こっちに話題を振られて、そうそう、先進国はどこも同じ悩みを抱えてるよね、みたいに適当な相づちをうって逃げました。
女性が自分の意志で妊娠や出産を計画できる社会を作ることが、児童虐待や児童労働、貧困などの諸問題への予防策になるというのが私の意見です。
でも、ちょっとね、カソリックでは避妊がタブーという話を聞いたら、英語でうまく説明できる自信もないし、ためらっちゃいました。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
■「全3巻 罪と罰 (光文社古典新訳文庫) Kindle版」ドストエフスキー (著), 亀山 郁夫 (翻訳)
(第1巻はkindleアンリミテッドの対象ですよ)
光文社古典新約文庫の良い所は、あとがきや解説が充実していることです。
全部読み終わってから、1巻から改めてあとがきや解説を読み直しています。
分からないなぁと思っていた点が解消されたり、納得できたりするので、2度楽しめます。
引用「この注釈書のおかげで、わたしは「一大発見」に遭遇することができた。それは、自分にとって永遠に血肉とはなりえないと信じていた「ラザロの復活」をめぐるひとつの解釈である。」(3巻訳者あとがき「叩き破られたい書」 亀山郁夫)
これを読んだとき、「え?亀山さんですら、ここに引っかかるんだ?」と正直言って驚きました。そりゃ、わたしが分からなくても当然だわ、ってなりました。とはいえ、それを言い訳にしないで、もうちょっと深掘りしてみるべきかもしれません。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
明日もよろしくお願いします。