映画「Joker」を見て気分がモヤモヤしているもんざです。
前評判が高い(第76回ベネチア国際映画祭で最優秀賞を受賞)ので、バットマン映画を見たこともないのに「Joker」を公開初日に観てしまいました。 アメリカンコミックのヒーローであるバットマンの敵役ジョーカーのライフストーリーという位置づけの作品です。
暴力的な場面があり、16歳以下の視聴はNGになっているサイコホラー映画で、バットマンを詳しく知らない私が見ても理解はできました。
主役を演じたホアキン・フェニックスの演技は、狂気を感じる迫力があり、素晴らしいと思ったのですが、あの脚本はどうなんだろうなぁ、と。
エピソードが不自然だったり、物語の展開に飛躍があったり、つじつまが合っているのか首を傾げる点があるんですよね。
単純に私の理解度が低いだけの問題かもしれませんが、正直この作品がそこまで高く評価される理由が分からない。
なんとか、このモヤッと感を解消したいです。
コメディアンとして舞台でスポットライトを浴びることを夢見て、努力しながらも結局は狂気に陥ってしまう主人公。
その人を取り巻く環境や政治や文化、時代の雰囲気が、本人の才能や努力を破壊してしまう残酷な世界が描かれていました。
Jokerのトッド・フィリップス監督が何を描きたかったのか、製作者側の意図を知ったら私のモヤモヤも少しは解消されるのかなぁ。
さて、課題です。
わたしは、こちらを読んでいます。
■ 「在野研究ビギナーズ・勝手にはじめる研究生活」荒木優太(編著) 明石書店
全部で14章あり、各章を別々の研究者が担当して執筆されており、それが3部に分かれています。それに加えて、3人の研究者へのインタビュー、各執筆者からの推薦本リストも掲載されていて、読み応えはたっぷりあります。目次をみて、興味を惹かれたところから読み始められるのも利点でした。
どの研究者さんも自分が興味を持つ分野への熱量がすごいのです。文章から確実に読み手側に伝わってくるから元気をもらえるんですよね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。