久々に不思議な夢を見て面白かったもんざです。今回は、車みたいな船を運転して、あちこちに行ってみる内容でした。普通の街中を移動していたのに、ひとつ角を曲がったら、海辺で虹が三個も横に並んでいる不思議な景色が見れました。そこで、これは自分が見ている夢だ、と気づけたら良かったのになぁ。
ずっと明晰夢を見てみたいと思っているんですよね。(自分が夢を見ていることを自覚しつつ、夢を見ている状態を明晰夢といいます)夢の中でなら、なんでも自分の好きなことにチャレンジできます。皆さんは、何でもできるとしたら、夢のなかで何がしたいですか?
進捗報告
さて、今月ご紹介するのは、こちら。戯曲です。
「シラノ・ド・ベルジュラック」 (光文社古典新訳文庫)ロスタン (著), 渡辺 守章 (翻訳)
今回は、第二幕から見せ場をひとつご紹介しますね。
恋するロクサーヌから、クリスチャンへの愛を打ち明けられ、失意のシラノ。その後、クリスチャンからも、ロクサーヌへの愛を打ち明けられるシラノ。なに?両想いだったら、問題ないじゃない?と思いきや。。。
クリスチャン ああ、優美な言葉が語れたなら!
「シラノ・ド・ベルジュラック」 (光文社古典新訳文庫)ロスタン (著), 渡辺 守章 (翻訳) 第二幕 詩人御用達料理店の場
シラノ 颯爽たる美青年の士官であったら!
クリスチャン ロクサーヌは才女だという、だから口をきいたら幻滅するに決まっている。
シラノ(クリスチャンをじっと見て)俺の真情を語るのに、こんな男が居てくれたなら!
クリスチャン(絶望して)華やかな弁舌が欲しい!
シラノ(唐突に)貸してやるよ、俺が!君は、心惑わす美しいその肉体を貸してくれ。俺たち二人で、恋物語の主人公になろう!
クリスチャンは、話したらバカにされるだろうし、上手にラブレターが書けないと泣き言をいう。じゃ、俺が代筆してやるぜ、と初めて会ったクリスチャンに提案するシラノ。そうすれば、現実がどうであれ、シラノは夢を見続けることができるわけです。ロクサーヌとの仮想恋愛!
シラノは歴史上に実在する人物で、同性愛者として知られていたらしく、そのあたりの雰囲気もここでは反映されているのかも、と訳注にありました。(だから、ロクサーヌへの恋慕は、ロスタンの完全な創作になるとのこと)
第一幕 ブルゴーニュ座 芝居の場
第二幕 詩人御用達料理店の場
第三幕 ロクサーヌ接吻の場
第四幕 ガスコン青年隊の場
第五幕 シラノ週報の場
参加者(2名)
1.もんざ 「シラノ・ド・ベルジュラック」 (光文社古典新訳文庫)ロスタン (著), 渡辺 守章 (翻訳)
2.maruさん「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」かんき出版 グレッグ・マキューン (著), 高橋 璃子 (翻訳)
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。