何かほかにできることはないのか、と思っているもんざです。
斜め前に座っている同僚の様子がおかしいことに気づきました。
電話で誰かと話していたあと、泣いている様子。
なにか身内に不幸でもあったのかと声をかけると、仕事上のトラブルでした。
2カ月ほど前に、大きな変更があり、彼女への負担が大きくなっていたようです。
サポートを申し出ましたが、自分の責任だからと遠慮されました。
たしかに私が一時的に手伝っても問題の根本的な解決にはなりません。
こういう繊細な状況で、相手を慰める言葉のひとつもネイティブの言語で出てこないのは、私の勉強不足とコミュニケーション能力の低さが原因だな。
進捗報告
さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。
「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)
今回は、あとがき部分から、印象に残ったところを共有します。
互いを糾弾し合うだけでは、現在の分断はぜったいに縮まらない。(中略)そして「他人の立場になって考えてみる、異なる意見を持つ人間に感情移入してみる」努力ができるということこそが、想像力という知性を持つ人間の特性なのだ
いきなり結論なんですが、結局のところ、これに尽きるんだろうなと。
もちろん、これだけではないんですが、とっかかりとしてはコレしかない。
たくさんの人が集まれば、色々なトラブルは発生するのが当たり前。
トラブルを未然に防ぐしくみや制度が整っているのが理想だけど、急速に変化する社会では、そこが追い付いていかず、炎上してしまう。
なぜ、こうなったのか?どうすれば、被害の拡大を防げるのか?
それを考えていくためには、現状を偏見のない視点でとらえ直す必要があります。
このあたり、私が6月に読んだ「依存症と人類」でも学んだところで、やはり基本なんだなと改めて思ったしだいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(3名)
- もんざ 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)
- じょあんなさん(選書中)
- にしやまさん(選書中)
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共有予定の本
2016年の英国EU離脱派の勝利。海外では「下層に広がる排外主義の現れ」とされたが、英国国内では「1945年以来のピープル(労働者階級)の革命」との声も多かった。世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主義と緊縮財政でアウトサイダーにされた彼らが投じた怒りの礫だったのだ――。英国在住の注目の著者がど真ん中から現状と歴史を伝える。
<内容:Amazon 書誌情報より> 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)