8.1. ふとした気づき5. 発見 Insight 

使える選択肢を増やすこと

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8.1. ふとした気づき
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エレベーターの故障が、やっぱりありました。それでも、イライラせずに、自分なりにうまく対処できて、すっきりしたので、そのことを記録しておこうと思います。

火曜の朝、ちょっと家を出る時間が遅れたなぁと思いながら、出勤するために、いつものようにエレベーターに向かったところ、男性が2人すでにホールで待っていました。

私はスマホアプリに朝食と摂取水分量のデータを入力しながら待っていたのですが、なかなかエレベーターが来ません。あれ?と思ってよくみたら、一緒に待っている彼らの様子が何だかおかしい。 ずっと降り矢印ボタンを押し続けているけれど、点灯した緑色のランプがすぐに消えてしまう。話している言葉から察するとフィリピン人のようですが、とても不安そう。

そのうち、一人が何か言って、部屋に戻って行ったので、もう一人の男性に、「故障ですか?」と聞いてみました。すると、10分ちかく待っている、と言います。ああ、それじゃ、あとどのくらい時間がかかるか分からない。これはダメだなと瞬時に思って、「私は階段を使いますね」と言って、非常階段に向かいました。

フロアは29階なので、28階まで歩いて降りて、エレベーターを使おうかな、と最初は考えていした。 ここに2つの選択肢があります。

A:1階まで階段を使う
B:別のフロアからエレベーターに乗る

会社の始業時間まで残り20分だったので、時間制限もあるから、それも考慮して、AとBを比較した場合、現状では、Bがどれだけタイムロスをするか計算できないのに比べて、Aだと過去の経験から必要な時間は5分だと見積もれます。 (いつか、こういう事態になることもあるだろうな、と予測していたので、非常階段を利用したときに、時間を測っていました)

体調も良いしエクササイズにもなると思って、そのまま階段を使っていると3階で一人の黒髪の中年アジア系男性に声をかけられました。「★★★!」たぶん中国語だったと思うのですが、聴き取れなかったので、「What did you say, sir?」と英語で返事をしたところ、ちょっとガッカリした顔をされました。

こういうとき、片言でも中国語で話せたらいいんだろうけどなぁ、と思いつつ、黙って一緒に降りていたら、突然、彼が立ち止まって、非常階段の白い壁に指で30という数字を書きました。

そうか、筆談!英語で話さなくても、そういう代替手段もあるのか、と感心しつつ、ああ、30階から降りてきたって言いたいのね!と理解して「30階!うわー。それは大変。エレベーター壊れてますよね?私は29階からですよ」と、とりあえず、英語で話しました。(1階の非常口から一緒に出たけれど、もっと親切にするなら、フロントへの出口を教えてあげるべきだったかも。時間のゆとりがないと、親切な対応も難しくなりますね。ちょっと反省)

最終的に始業5分前には会社に到着できたので、自分の判断が正しかったと安心しつつ、どれだけ使える選択肢を持っておくかの重要性を再認識したところです。(もっと時間に余裕をもって行動すれば良いだけなのですが、平日の朝は、なかなか厳しいです)

こういうことは、予想の範囲内だから対応できます。でも、通常は自分の予測を超えるところでトラブルが発生するから危機管理って難しいのですよね。それにしても、こうやって自分の予想が当たって、うまく乗り切れると、なにかゲームをクリアしたみたいに楽しかったです。

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