2010年9月から毎朝継続していたひとつの習慣を見直すことにした。 定期購読していた有料メルマガの購読をやめること。 2019年7月まで毎朝5時に届くメールを読んでいた。 購読を始めたのは、書籍「効率が10倍アップする新・知的生産術」を読み、合わせてシステム手帳を購入したことだった。(手帳は現在では販売されていない)約9年、お世話になり、ようやく卒業することができたので、気持ちを整理して振り返りをしておく。
スタート地点は現状把握
当時は、結婚して9年目。期間契約だった図書館司書の仕事を辞めて、正社員として入った会計事務所での経理の仕事も3年目になり、2年続けた税理士試験の勉強も自分の適性には合っていないとようやく気付いたころ。
これから、どうするべきかを考えても袋小路に入ったように、思考がぐるぐると空回ってばかり。
その状態から抜け出すきっかけを作ってくれたのが、書籍と手帳と毎日届くサポートメールだった。自分の現状を把握するところからスタートして、新しい知識を学び、自分の価値観を再構築していくのは新鮮で楽しい経験で、生まれ変わったような気持ちになれた。
その後、離婚したり転職したり、いくつかの人生の転機があって、今に至るのだけれど、自分にとって良いタイミングで最適なコンテンツに出会えたと思っている。 過去9年間で、一度も購読を止めようと思ったことはなかった。
次に備えるための空白をつくる
メルマガ(サポートメール)のコンテンツに満足していたことが、購読を止めなかった一番の理由だけれど、私の中で批判的に思考する方法、や客観的に分析する力が不十分だったからだとも思う。 もちろん今でも、それが十分できるようになったとは言えない。でも、突然に私の中で、次のステップに行く時ですよ、というランプが2019年7月25日(木)に点灯した。ずっと青ランプだったのが、いつのまにか黄色に変わっていて、いよいよ赤になった感じ。すぐに解約の手続きをした。いつか来るだろうな、と思っていたものがようやく来てくれた、とホッとする気持ちもある。
なりたい自分になるためのサポートをしてくれる、というキャッチフレーズは嘘ではなかった。私は、9年前よりも、現在の自分のライフスタイルに満足している。自分という人間の取扱説明書を何とか手に入れて、人生100年時代をどうやって生きるかの基礎を学ぶことができた。
だから、この段階のカリキュラムは卒業して、次に備えるための空白時間を用意しろ、というシグナルを受け取ったのだと思う。とはいえ、受け身でいることを止めて、勇気を持って主体的に行動するためのスキルと経験値は、まだまだ低いから、迷いは尽きないのだけれど。
こんな人におすすめ
もしも現在、9年前の私と同じように、仕事と家庭で悩みを抱えている女性がいたら、彼女のサポートメールは、そこから抜け出すためのヒントをくれると思う。(おすすめの人:学ぶことが好きで、ちょっと生きにくいと感じている中高年の女性という属性にあたる人にマッチする可能性が高い)