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Trial&Error
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始めてkindle本を予約して買いました。
3月3日発売のダン・ハース「アップストリーム」という本をオーディブルとセットでAmazon注文していたんです。

過去に同じ著者の本を何冊か読んでいるため、著者のメルマガに登録していまして、ときどき、メールでお知らせが届くのです。
ちょうどよい頻度で、ちょっと役立つ情報をいただけるので、彼らの本が好きな人にはお勧めだと思います。
今回、新作のお知らせをそのメールでいただいたので、発売されることを知ったわけです。

とはいえ、メールを読んだ時点では、実はそれほど購入意欲はなかったんです。
でも、第1章をお試し読みして「うわぁ、面白い!しかも、タイムリーだよなぁ」と思っていたところに、予約購入してくれたら、特典つけますよ~~、というメールが何度かきて、そのマーケティング戦略に負けました。

内容は、その場しのぎの対策に終始するのではなく、問題の根本を突き止めて、そこにメスを入れるべき、という著者の主張ですね。
いま、コロナウイルスのアウトブレイクが世界経済へダメージを与えている状況なので、この本を読みながら、リアルな現実社会と比較して考えられるのも、興味深いんです。

仕事でも、プライベートでも、いまここで起こっている問題は目に見えるし、すごく分かりやすいから、何とかそれを解決しようと、わたしたちは頑張るわけです。でも、同じような問題が、何度も何度も繰り返される場合、問題はまったく解決されていません。

この本の最初に、警官の事例が出てきます。
本質を指摘するインパクトの強い事例です。

Aの警官は、事故が多発する現場に出て、自分の姿をそこに見せることでドライバーに注意喚起して事故を防止しています。
Bの警官は、交通違反が多発する場所で、違反が発生したらすぐに取り締まりができるように、現場を見張っています。

いったいどちらが、問題を解決していることになるのでしょうか。
Aの警官は、事故を未然に防いでいますが、それは目に見えない成果です。
Bの警官は、違反者をたくさん検挙することで、目に見える成果をあげて周囲から評価されます。

事故が発生しないこと。違反者がいなくなること。
これが本当の解決ですよね?

でも、本来はAが評価されてしかるべきなのに、Bが評価される。
だから、ますます課題解決の本質から遠ざかっていく。

こういうことって、私たちの身の回りに、うんざりするほどありませんか。

仕事が時給で換算される場合、成果を上げることよりも、いかに時間を稼ぐかにフォーカスしてしまう人もいます。
ゆっくり時間をかけて、仕事をしているふりをする、みたいな。。。

最近、この手の問題って、どうやって解決すればいいんだろう?と、ぼんやり考えていたので、まさに、ドンピシャの本を引き当てたことが分かって非常にうれしいです。
まだ、1章も読み終わっていないんで、あんまり期待度が上がっても、アレかもしれませんが(笑)

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