朝、何時に起きてるの、と同僚に聞いたら4時と言われて、言葉が出なかったもんざです。
現在の職場で、日本と違うなぁと感じるのは、こういうところ。
・朝食を始業前に会社で食べている女性が多い
・ランチはお弁当持参の女性たちが集まっておしゃべりしながら一緒に食べる
・ランチタイムは90分
・食後はお昼寝タイム
私が質問した同僚の女性は、朝4時に起きて朝食の支度をして娘さんに食べさせてから出勤するそうです。やはりみんな交通渋滞を避けるために早起きしていて、だからお昼寝タイムも必須なんですよね。
自分も通勤時間が往復2時間だったころ、満員電車を避けるため5時に起きたり、ランチタイムに食事よりも睡眠を優先していたことを急に思い出しました。
勤務先に歩いていける距離に住むと使える時間が増えて健康なライフスタイルを選べる可能性が高まることも再認識しました。睡眠時間が足りないと、眠いし怠いし、運動する気持ちになれません。甘いものや脂っぽいものに対する食欲は増すけれど、それに抗うだけの意志力がなく、ついつい食べてしまう。スナックやジャンクフードを食べていると、ますます身体が重くなって、いろいろなことが面倒になり、運動しなくなる。こういう悪循環が始まってしまいますよね。。。
私が話を聞いた女性は標準体重をかなり上回っていそうな体格なので、病気にならないか心配です。でも子育て中の働く女性は、多かれ少なかれ、こんな感じで頑張っている人が多そう。
さて課題です。
私は「The Communist Manifesto」(Friedrich Engels, Karl Marx)を読んでいます。
まだ第二部の途中までしか読んでいませんが、労働者と資本家という対立構造はシンプルで分かりやすいけれど、根本的な問題を解決するためには、そういう単純化から抜け出さないといけないんじゃないか、と思ったりしています。
第二部では、激しい口調でブルジョアを非難しており、その権幕に圧倒されるのですが、当時の労働条件を知ると(10時間以上の労働、児童労働も当たり前、しかも低賃金で何の規制も存在せず、保証もなく、使い捨てされる)それも良く分かります。
たくさんの犠牲者が出て、このように改善を訴える声があったからこそ、さまざまな規制ができて、状況が改善されたとも言えます。そういう歴史的な背景を理解したうえで、現代の私たちが考えるべきは、急激に社会構造の変化が起こった場合に(例えば産業革命のような)、それまで想像できなかった事象として悲劇的な状況が起こる可能性があり、それをどのように防ぐか、という点です。
人間は目先の利益に踊らされるものだし、さまざまなバイアスもあるという前提で社会のしくみを作っておく必要があるんでしょうね。
「悪者」を決めつけて「あいつらが全部悪い。あいつらさえいなくなれば状況は変わる」と断罪しようとする思考を恐ろしいと感じます。現実の物事って、時代劇みたいにシンプルな勧善懲悪にならないって分かってるけれど、それでも大多数の人間の心に訴えるのは、単純化された分かりやすい煽情的なものなんですよね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
19/07/11(木)読書会まで9日
この記事は約3分で読めます。