神保町の三省堂書店で海老フライのくっついたボールペンを手渡されたもんざです。
レジで書籍代のカード払いをお願いしたら、レジのお姉さんからエビフライボールペンを手渡されたのです。
【ながお食研】 エビフライが、くっついてる・・ボールペン?(食品サンプル)
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ショートボブの黒髪と黒縁メガネが知的な雰囲気の20代後半の女性店員さんでしたが、エプロンの胸ポケットに刺さっているエビフライが不思議な雰囲気を醸し出していました。
「こちらへどうぞ」レジ待ちの順番で呼ばれて彼女のレジに行った瞬間から、その胸元のエビフライが気になっていたのですが、まさか私に手渡してくるとは思っていませんでした。
カード払いのサインのためにそのボールペンを受け取ったのですが、思わずクスッと笑いながらポロッと「エビフライ…」と言ったら、彼女は嬉しそうに、「ちょっと面白いですよね、これ」と応えてくれました。「癒されますね」と私も応えて、ふたりで目を見交わしてニコニコしていました。
彼女がこういう一瞬を計算して、エビフライボールペンを用意していたのかと考えると、ものすごいホスピタリティを感じました。私も、いざという時のために1本買っとこうかな。
さて、課題です。
第10章「最強の征服者、貨幣」は、どのようにして貨幣が生まれ、そして人類を支配していったのかの歴史です。
「貨幣は相互信頼の制度であり、しかも、ただの相互信頼の制度ではない。これまで考案されたもののうちで、貨幣は最も普遍的で、最も効率的な相互信頼の制度なのだ」(P.224)
「人々は互いに理解不要の言語を話し、異なる規則に従い、別個の神を崇拝し続けたが、誰もが金と銀、金貨と銀貨を信頼した。この共通信念抜きではグローバルな交易ネットワークの実現は事実上不可能だっただろう」(P.229)
物々交換から始まり、等価交換の価値基準として、タカラガイ、大麦、金銀の重さが使われるようになり、やがて貨幣が生まれ、全世界的な経済交流が可能になり人類が効果的に協力できるようになったのは、良かったのです。
やがて多くの人々は貨幣自体の価値を他の何よりも信頼するようになり、度が過ぎると邪悪な価値基準がはびこる可能性も無視できません。
だから利点だけでなく、デメリットも理解しておく必要があります。
それにしても著者の文章は、身近な事例と分かりやすい語り口調で書かれているから本当に読みやすいなぁと改めて実感しています。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。