読書感想8. Trial&Error9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム課題図書

18/08/13 (月)読書会まで3日

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分かった気になってないか?って自分で自分を戒めるって、すぐにはできないんだな、と思ったもんざです。
7月に参加した読書会の課題本を読了したいのですが、情けなくなるほど読み進むのが難しいです。

「ナショナリズムの生命力」
アントニー・D. スミス (著), Anthony D. Smith (原著), 高柳 先男 (翻訳)
https://amzn.to/2nBNhWJ

世界各地でおこる民族問題の根源を明かにすることで解決策への道を探るという目的の2日間にわたる読書会で、知的好奇心は満たされたものの、自分の教養のなさに愕然とさせられました。

それでも、そのとき読書会の教室で参加者や先生と一緒に学んでいるときには、理解できたように思えたものが、自宅で一人で本を読み直すと言葉の定義から、自分の知識が混乱していることに気づいて、また呆然としたり。
ただ、「サピエンス全史」と同時に読むと歴史的な観点が補足される部分があって、とても助かっています。
こちらは、ようやく最終章を残すのみになったので、眠気を振り払って読み終えたいと思います。

さて、課題です。
第11章「グローバル化を進める帝国のビジョン」では、上巻の最後の章です。

「私たちは勝ち目の薄い者が勝つのを見るのが好きだ。だが、歴史に正義はない。過去の歴史の文化の大半は、遅かれ早かれどこかの無慈悲な帝国の餌食になった。そしてその帝国は、打ち破った文化を忘却の彼方に追いやった」(P.235)
「帝国のエリート層は征服から得た利益を軍隊や砦のために使っただけでなく、哲学や芸術、道義や慈善を目的とする行為にも回した。人類の文化的業績の相当部分が、被征服民の搾取にその存在を負っている」(P.239-240)

この章を読むと、日本も含めて、世界各国の行った帝国主義の形は大きな違いがなく、侵略の思想や行動というものは民族の違いにも関係がなく、ホモ・サピエンスという生物種の持つ特徴なのではないかという気がしました。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。
明日もよろしくお願いします。

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