お風呂で久々に長時間の読書をして身体がふやけたもんざです。
半身浴しながら新書を読んでいました。
読みおわってお風呂から出たら2時間近く経っており、夢中で読んでいてすっかり時間の感覚がなくなっていたことに驚きました。
さて、課題です。「生産性」という観点から見ると、風呂で2時間も本を読むって、効率悪いって言われるかもしれません。しかも生産性の対極にあるような本を読んでました(笑)
一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書) Kindle版
高橋 源一郎 (著)
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たまたま古本屋で見かけて、一目惚れしちゃったのですが、いまの私に必要な本でした。
「私は小説を書かないし興味ないな」まぁ、まぁ、そう言わないで、ちょっと聞いてくださいな。
課題本「生産性」を読み、ふと思ったんです。
組織内での生産性を高めるためには、まずは個々人のコミュニケーション能力を高める必要があるんじゃないかって。現状を把握して共有したり、いろいろな情報を伝達して議論したりする場面って絶対にありますよね。でも、書く力や話す力が不足している人がいると、確実に生産性は落ちるんです。
私は、最近ものすごく好きな短編小説を発見してしまい、それを分析したくて仕方がなかったので、手がかりをつかむために高橋さんの本を読んだのですが、想像以上に得るものが多かったです。
「何もしないこと」「ただ待つこと」「あそぶこと」などが読者に与えられる鍵です。これだけを読むと、「時間を無駄にして、生産性が低い」と勘違いされそうですが、「生産性」を上げることの肝は「何が問題なのかを見極める力を身につけること」なんですよ。
つまり、「小説を書く」ことができないと悩む人にとって、最も問題なのは「良い作品が書けないこと」であり、その問題を解決することが、すなわち「生産性を上げること」なのです。
ありきたりな形式や思い込みを排除して自由に発想を広げ、柔軟にコミュニケーションを行う力があれば、「生産性」って上げられるんだよなぁと考えたりしました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。