ようやく「へうげもの」を19巻まで読み終えたもんざです。
生きるか死ぬかという下克上の戦国時代に、なぜ茶の湯が尊ばれていたのか、この漫画を読んで、少し分かった気がします。(あくまで作者である山田さんの描いた歴史フィクションの視点ですが)「美」「侘」「数寄」など、生命を超越する価値観と、そこに良さを見いだす感性が描かれており、これは不思議に感じていたことでもあったので、斬新な描き方にハッとします。
「へうげもの(1) (モーニングコミックス) Kindle版」
山田芳裕 (著)
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全25巻を大人買いして、とても楽しく少しずつ読み進めています。
読み終わりたいような、終わるのが寂しいような、気持ちですね。
さて、課題ワークです。
Q「自分を過大評価して失敗したことはありますか」
A「はい。あります」
むかし、図書館で働いていたころ、取り扱いに失敗して1人の部下を辞めさせちゃったことがあります。自分では、他の部下たちの意見も聞き、本人の意見も聞いて公平な判断で、問題があると思われる部下を指導したつもりだったのですが、結果的に、その人が自ら退職を選ぶ結果になり、心が痛みました。
私が自分の能力を過大に評価せず、上層部に現状でこのようなトラブルがありますが、と相談しておけば、もっと別の解決手段が見つかったかもしれないのにな、と思います。何でも一人で抱え込もうとする人は、客観的視野に欠けるんでしょうね。
「へうげもの」では、さまざまな依頼・相談・打ち合わせ、問題解決などにも、茶の湯が大活躍するのです。共通の価値観を持ち、器や茶室などの文化的価値への畏敬を教養として身につけている人たち同士だと、その共通言語でコミュニケーションができるんですよね。より多くの人々と共通言語でコミュニケーションできることは、客観的に視野を広げることにも繋がり、そこに利益も生まれるのでしょう。そう考えると、教養の幅を広げることも自身の客観性を高める一つの方法ですよね。
さて。現在の参加予定は3名です。
■参加者(3名)
1.もんざ
2.にしやまさん
3.よしざきさん
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
明日もよろしくお願いします。