読書会(勉強会)カウントダウンコラム課題図書

18/03/07 (水)読書会まで7日

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万人向けの解決策はない、と肝に銘じたもんざです。

内澤順子さんというルポライターがいます。
世界屠畜紀行という本を読んで、その存在を知り、パワフルな女性だなーと密かに尊敬しています。

「世界屠畜紀行」内澤 旬子 (著)
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彼女が乳癌を発症してから術後までを描いた自伝的なエッセイ「身体のいいなり」は私の愛読書の一冊でもあります。

さて、課題です。

「処理能力を有効に使うには、仕事や行事の時間帯を選ぶだけでなく、最善の順番を設定することも必要だ」(課題図書「欠乏の行動経済学」第10章 P.280)

内澤さんの「捨てる女」というエッセイ本の解説を酒井順子さんが書かれており、それを読んで、「あたりまえだけど、全ての人に適した問題解決策はない」と気付かされました。内澤さんは、断捨離しすぎて鬱状態になってしまったんですね。

「物を捨てると確かに手軽にハイになることができるのですが、手軽にハイになれる行為というのは、何であっても「やりすぎ注意」と相場は決まっているのですから。<中略>しかし内澤さんの生活を見ていると、この世には大量の物の全てに愛を行き渡らせている人も存在することがわかります。」(「捨てる女」解説 P.260)

課題本の提唱している方法は、「決して手軽にハイになれる方法」ではありませんが、万人にとって確実な方法というものはなく、あくまでも大多数の人にとって有益だと思われる考え方に過ぎないということも、いま一度しっかりと認識しておかねば、と思ったのです。

課題本の著者は「貧しいミツバチと裕福なドロバチ」を事例に取り上げていましたが、あれは貧富の差というようなものではない気がします。本来その生物が持っていて切り離すことができない特性ですよね。

断捨離が流行れば、それだ!と飛びつき、●●手帳が良いと聞けば、買ってみる、どこかの誰かの意見や広告に踊らされて、自分本来の特性を忘れていると、どこかでボタンの掛け違いが始まる可能性もあります。
それもまた、ひとつの貴重な経験だとも言えますけれどもね。

■■池袋読書会
3月14日(水)19時半~開催
■参加者(8名)3月7日現在)
1.もんざ
2.にしやまさん
3.りんさん
4.たぬたぬさん
5.hiroさん☆
6.よしざき。さん
7.たろうさん
8.黒猫のミッツさん

■■純文学読書会(根津)
3月21日(水・祝)13時~
■参加予定(8名)3月7日現在
1.もんざ
2.りんさん
3.けいこさん☆
4.にしやまさん
5.たぬたぬさん
6.日々更新さん
7.けえわんDオビワンKさん
8.Hirokiさん
(☆は初参加)

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いいたします。

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