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18/09/14(金)読書会まで12日

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「まだ酔っ払ってないぞ」という人は、だいたい酔っ払っているし、「ちょっと酔っ払ったな」と自覚的な人は、意外としっかりしているのだと思うもんざです。

矛盾した状況や皮肉な状況を表す英語の慣用句として「キャッチ22」という表現があることを最近知りました。
由来は1961年にアメリカで出版された「キャッチ22」という小説だと聞き、読み始めています。

キャッチ=22〔新版〕 上 (ハヤカワepi文庫) Kindle版
ジョーゼフ ヘラー (著), 飛田 茂雄 (翻訳)
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舞台は第二次世界大戦中のイタリアで、何とか死から逃れようとするヨッサリアン大尉が主人公です。
タイトルになっているキャッチ22というのは軍の22番目の奇妙な規則のことです。

もし精神衰弱に陥っていると自己申告すれば、戦闘勤務から逃れられるのですが、しかし、自分で神経衰弱だと自覚できるということは、正常な精神状態を保持していると見なされ(本当には狂っていない)、戦闘からは除外できないとされる、という皮肉な規律です。

不条理な状況が描かれたディストピア小説といえば、ジョージ・オーウェルの「1984」が有名ですが、「キャッチ22」と読み比べてみるのも面白そうです。

さて、課題です。
第4章「連想マシン」では、プライミング効果が紹介されています。

私たちは理性的に物事を判断できているつもりだが、実は無意識の連想によって、決断が左右されてしまうことも多いという実験結果が示されています。
私が重要だと感じたのは、この部分です。

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「親愛なる指導者」の大きな写真を使って、服従というプライムを国民に与える国もある。独裁国家の指導者の写真がそこここに飾られていたら、「見張られている」という感覚を与えるだけでなく、自ら考えたり行動したりする気持ちが失せてしまうことに、疑いの余地はあるまい。
 プライミングに関する研究データは、国民に死を暗示すると、権威主義思想の訴求力が高まることを示唆している。死の恐怖を考えると、権威に頼るほうが安心できるからだ。(引用P.104)
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人間は、プライミング効果に左右される性質がある、ということを、すべての人が知識として持っておくことにより、集団暴走や、悲劇に繋がる誤った意思決定を少しでも防ぐことができるように思います。

今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。

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