読書感想

神さまってなに?

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「神さまってなに?」(森達也)を読みました。
元旦に家族で初詣に行き、何の疑問も感じずに
祈ってきただけに、
「そういえば、神さまについて深く考えたこと
なかったなぁ」と自分の視野の狭さを再認識。
実は、12/18に森さんとお話する機会があったのですが、
未だに森さんの著作の一部しか読んでおらず、オフ会
に参加された他の方たちの「自分の好きな森さんの本」を
熱く語る姿勢に圧倒されてしまいました。
よぅし。私も読むぞぅ。と意気込んで、年末に近所の
図書館でまとめて借りてきました。
(買えよって?はい・・・これから買います・・・)
なかでも、この「神さまってなに?」は河出書房新社から
中学生向けに出版されている「14歳の世渡り術」シリーズの
なかの一冊。簡単な言葉で非常にわかりやすくシンプルに
世界三大宗教(仏教・キリスト教・イスラム教)について
書かれています。
なぜ人間は神を必要とするのか?宗教とは何か?
なぜ宗教を信じている人同士が殺し合うのか?
私たちは何を、どうするべきなのか?
といった今の自分の日常生活では、
深く考えたことのないことを、年始にじっくり考える
よい機会になりました。
ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」という本も、
タイトルそのまんま、知識に騙されずに、思考しよう、と
いう内容でしたが、「神さまってなに?」も、森さんが
誰かの言葉を鵜呑みにしないで、
一緒にもっと考えようよ、と訴えかけてくる本です。
宗教の歴史は人間の心の歴史なんだなぁ、
本当に私は無知だなぁと、ちょっと悲しくなりながら
思いました。
個人が優しい、いい人であっても、
人は集団になると暴走してしまう危険性を持った
生き物である、だから、「集団の危険性を
認識する必要がある」と森さんは、どの本でも
書いているのだけれど、読む度にいつも、
自問自答してしまいます。
私は認識できているのかな?と。
認識できている、としても、もし暴走集団に所属
していたとしたら、止める力があるのだろうかと。
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