「期日前投票」と「不在者投票」を勘違いしていたもんざです。
来週の日曜は衆議院選挙と最高裁判官国民審査の投票日ですが、当日予定があるため、期日前投票を済ませてきました。
私が20代の頃に比べると便利になりましたよね。期日前投票が受け付けられている期間や時間も長くなりました。
(その分、人件費などの経費も増加していると思いますが)
今朝、英会話の先生と選挙の話をしていたときに、すっかり勘違いして「期日前投票」のことを「不在者投票」って説明しちゃってました。★の部分が違うんだよね。
A:期日前投票 early voting
A-1.日時:選挙日の前日まで
A-2.投票所:自分が選挙人名簿に掲載されている地域★
B:不在者投票 absentee voting
B-1.日時:選挙日の前日まで
B-2.投票所:滞在先(自分が選挙人名簿に掲載されていない地域)★
どちらにしろ、できるだけ投票をしてもらいやすい制度を作っているのに、なぜ投票率が上がらないのか、ホントに不思議。
■年代別投票率の推移
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
総務省の統計をみると、平成26年の衆院選は52.66%と過去最低の投票率を記録しています。
でも、これって国民の側だけに問題があるとは言えない気がするんですよね。
「ゼロベース思考」と「マーケット感覚を身につけよう」をお読みになった方なら共感していただけると思うのですが、本当に投票率を上げたいなら、やってみるべきことをしてないからじゃないかって。
年代別の格差が激しいから、若年層の投票率を上げなきゃ、全体の投票率は上がらないでしょう。若年層にどんなインセンティブを与えたら投票したくなるのかを考えて仕組みを作らないといけないんですよね。たぶんスウェーデンとか、若い人の投票率が高い国がどんな方法をとっているのかを見ると参考になりそう。
■Across the World, Where Are the Voters?
https://www.usnews.com/news/best-countries/articles/2016-07-01/across-the-world-where-are-the-voters
■Trends of decreasing turnout since the 1980s
https://en.wikipedia.org/wiki/Voter_turnout#Measuring_turnout
私は、選挙広報をオンラインで読んで、自分が信頼している複数の人の意見をウェブサイトで確認し、最終的な判断をしました。いつも思うけど、最高裁判所裁判官の国民審査のしくみって、すごいなってこと。ゼロベース思考的に考えると、表面上は公平で公正なんだけど、関心を持っている人がいなくて、本質的に正しく機能せず、審査になっていないし、すでに権力を持っている人が自己肯定するだけの仕組みになっちゃってないかなって。
同じく参議院選も、表面上は問題がないけれど、有権者が本質的な意義を考えられない仕組みが機能しているみたい。
先日、2008年のガーナ大統領選挙を内部から描いたドキュメンタリー映画を観ました。
何が面白かったかって、国民の熱狂ぶりが、まるでお祭りなんですよ。
でも、投票と開票は、ほとんど手作業!自分の投票用紙を受け取るためだけに、早朝から夕方まで行列する人々。
人々を落ち着かせ、きちんと投票させるために警察が出動して警備したり、挙げ句の果てには、暴動が起こったり。
この様子を見て、私は現在の日本の選挙システムが当たり前だと思っているけれども実はこれが全然当たり前のことじゃないんだって、気づきました。
恐らく日本も選挙を始めたころは、混乱がたくさんあったはず。
女性が参政権を獲得したころは、政治への関心が薄れて投票率が低くなる未来など想像できなかったでしょうね。
“An African Election” Directors: Jarreth J. Merz, Kevin Merz (co-director)
http://www.imdb.com/title/tt1674131/?ref_=nv_sr_1
思いつくままに、ダラダラ書いちゃってゴメンナサイ。
今日もここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければまた明日もどうぞ。