本との出会いって、人との出会いみたいだよなぁと思うもんざです。
先週末に図書館で、何気なく借りた1冊に、ちょっとした運命を感じています。
プリズン・ブック・クラブ–コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年
アン ウォームズリー (著), 向井 和美 (翻訳)
暴漢に襲われた恐怖からPTSDを発症している46歳の女性作家が、友人に誘われて、刑務所で開催される読書会の運営に携わることを決め、その様子を記録した本が、これです。
自分で主催していながら、なぜ私は毎月読書会を準備しているのだろう?と最近しばしば考えていました。単純に不思議なのです。だから、この本を図書館で見つけて、ハッとなったのかもしれません。状況は異なりますが、この本から、本を読み、語り合うことの意味を学べる気がしています。
私は子どもの頃から本が好きで、それが高じて司書の資格を取り、図書館で働いていたこともあり、子どもたちに本の読み聞かせをしていたこともありました。
毎月1回、様々な本を媒介として、いろいろな方の意見を聞き、自分の考えを整理したりすることは、正直いうと、楽しいことばかり、とは言い切れません。めんどうだな、と感じることも多々あります。でも、だからこそ得られるものがあり、価値がある、とも思うのですよね。
さて、課題です。
ずいぶん昔に読んだ本なのですが、いわれなき差別に苦しむ著者の怒りと
それを表現する力に圧倒されたことを覚えています。
私にとっては怒りに対する肯定的なイメージを持つきっかけになった一冊ですね。
私の感じ方が変化しているかもしれないので、これから再読する予定です。
今日も、ここまで読んでくださってありがとうございます。
また、明日もよろしくお願いします。
■参加者■2017/09/07 現在
1.もんざ
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3.りんさん
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5.あっつさん☆
6.ぺんきさん
(☆初参加)